【2020年版】怪談小説おすすめ10選「恐怖で背筋がゾクゾクするけど面白い本」

 

暑くなってきましたね。

そんな時は、

そう・・・

最高に怖ーーい身の毛もよだつ話

涼しくなってしまいましょう。

誰が言い始めたか、昔からの納涼のひとつです。

今回は、日本作家が語る

怪談小説のおすすめ10選をまとめてみました。

どれもこれも、最恐の作品ばかり。

しかし、怖いだけでなく面白い本を集めています。

さぁ、恐怖の扉を開ける準備はいいですか?

 

 

 

 

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『ぼぎわんが、来る』(著者:澤村 伊智)

岡田准一 (出演), 黒木華 (出演), 中島哲也 (監督)

 

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん"という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー!

 

「ぼぎわん」というものは一体何なのか

気になる人も多いのではないでしょうか。

一見幸せな家族にみえても

裏ではまったく違っていたり、

運命から逃れられない恐怖や、

得体のしれない「ぼぎわん」

おいかけられる不気味感などが

詳細に書かれています。

ぼぎわんとは一体何なのか、

娘が最後にいう寝言の意味は?

夫と妻の視点から見るという構成も素晴らしく、

ノンストップで一気に読んでしまうほどに

「ぼぎわんが、来る」

見事なホラー作品となっています。

映画化もされていますので、

原作と比べてみるのも面白いかもしれません。

 

 

 

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『滅びの庭』(著者:赤川 次郎)

 

「庭……」――それが精神科医・大崎の最期の言葉だった。原因不明のノイローゼから自殺同然の死に方をした大崎だったが、彼は死の直前に自分の患者・安部綾子を同僚の山之内に引き継いでいた。綾子を診察するうちに山之内がたどりついた大崎の死の真相とは? 少女の見る夢が現実を狂わせていく――。書き下ろし表題作「滅びの庭」を含む全5編。

 

『滅びの庭』は5つの物語からなる短編集です。

『そしてその名は四角く囲ってあった。ちょうど黒枠の文字のように』(砂の名前より引用)

 

その一文だけでありありと、

私たちがよく目にする

「あるもの」を思い浮かべてしまいます。

そのイメージを思い浮かべた瞬間、

主人公とともに、

今までの違和感に気づき

急激に焦りが増していきます。

ジワリと迫ってくる恐怖に

主人公がどうなるのか、

先を想像して薄ら寒いまま、

身の置き場がなくなるような感覚に陥ります。

ホラーな内容でもライトな文章で

サクサク読めるのは流石、

作家「赤川次郎」です。

 

 

 

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『殺人鬼』(著者:綾辻 行人)

綾辻 行人 (著)

 

サマーキャンプは、突如現れた殺人鬼によって地獄と化した――驚愕の大トリックが仕掛けられた史上初の新本格スプラッタ・ホラー。

 

ひとことで言うと

「スプラッター・ホラー作品」です。

サマーキャンプに訪れた男女が

殺人鬼によって惨殺されまくります。

その描写は地獄絵図といっても

よいくらいで

「食欲が失せた」

「あまりのグロテスクな描写で

途中で読むのを諦めた」

「もう二度と読みたくない、

表紙さえみたくない」

という人が続出しています。

しかし作者はあの「綾辻行人」なので

大どんでん返しなトリックは健在です。

ホラーが好き、

ついでにグロテスクもスプラッターも

オッケーな方はぜひ読んでいただきたい本です。

 

 

 

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『姑獲鳥の夏』(著者:京極 夏彦)

堤真一 (出演), 永瀬正敏 (出演), 実相寺昭雄 (監督)

 

「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」。昭和27年の夏、三文文士の関口巽(せきぐちたつみ)は東京は雑司ケ谷にある久遠寺(くおんじ)医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の1年先輩だった。

 

京極堂シリーズ

作者のデビュー作で映像化もされている

『姑獲鳥の夏』

因習、民俗学ホラー、ミステリーなど

たくさんの要素が詰まった一冊となっています。

「この世には不思議などひとつもないのだよ」

 

という京極堂の言葉通りに、

不思議な世界を論理的に、

圧倒的な知識をもって論理的に

ひも解いていく京極堂には圧巻です。

本書は600ページを超え、

その厚さにしり込みしてしまいそうになりますが、

読み終わるころにはまたこの世界に

行きたいという

中毒性をもつ「京極夏彦ワールド」

ぜひ一歩足を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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『ホーンテッド・キャンパス』(著者:櫛木 理宇/くしき りう)

 

八神森司は、幽霊なんて見たくもないのに、「視えてしまう」体質の大学生。片想いの美少女こよみのために、いやいやながらオカルト研究会に入ることに。ある日、オカ研に悩める男が現れた。その悩みとは、「部屋の壁に浮き出た女の顔の染みが、引っ越しても追ってくる」というもので……。次々もたらされる怪奇現象のお悩みに、個性的なオカ研メンバーが大活躍。第19回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞の青春オカルトミステリ!

 

ただこの世の者ではないモノ

「視ることができる」だけの、

平凡な大学生が主人公のキャンパスホラーです。

オカルト研究会、通称「オカ研」の森司と

そのその先輩たちと片思いの女の子が、

オカ研の持ち込まれた

怪奇現象にまつわる相談事を、

原因を探り、解決に導いていく物語です。

森司と片思いの相手の女の子「こよみちゃん」

との恋の行方にも目が離せないなど、

個性のあるあるオカ研の先輩たちや、

平凡なりに頑張る森司のホラーな

キャンパスライフが描かれています。

ホラーな部分はしっかり描かれているので

ライトノベル的なホラー

好きな人へお勧めな一冊です。

 

 

 

続きの6選~10選をご覧になる方は次のページへどうぞ

 

 

 

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