今回ご紹介する一冊は、 最果 タヒ 著 『夜景座生まれ』です。 こんにちは、皆さんは 「詩」はお好きですか? 私は好きです。 と言いたいところですが、 大きな声で言えるほどのもの ではありません。 読書が趣味で様々なジャンルの本 を読みます。 もちろん「詩」も読みますが、 特出して詳しいわけではないからです。 ...
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今回ご紹介する一冊は、 陸秋槎(りく・しゅうさ)著 『文学少女対数学少女』です。 「後期クイーン的問題」という言葉を どこかでお聞きなったことはありますか? よく知っている、 と言う方はミステリマニアでしょう。 あまりくだくだしい議論は、 本稿に似つかわしいとは思えませんので、 思いっきり雑なまとめ方をすると、 ...
今回ご紹介する一冊は、 吉川 英梨 著 『新宿特別区警察署 Lの捜査官』 です。 私はこの本を手に取るまで、 吉川英梨さんについて知りませんでした。 この書評を執筆するにあたり、 『海蝶』という本の作者さん だと知りました。 『海蝶』は本屋の新刊コーナーで 見たことがあったからです。 舞台は東京歌舞伎町のゴー...
今回ご紹介する一冊は、 折原 一(おりはら いち) 著 『傍聴者』です。 本作品で描かれるのはひとつの殺人事件。 でもその裁判を傍聴する人たちによって、 さらにストーリーがつくられていきます。 江戸川乱歩賞ノミネート、 日本推理作家協会賞受賞など、 実力にはお墨付きの著者が 6年ぶりに世に送り出す「〇〇者」シリー...
今回ご紹介する一冊は、 辻堂 ゆめ(つじどう ゆめ) 著 『十の輪をくぐる』です。 著者は1992年生まれ。 2015年、 第13回「このミステリーがすごい!」 大賞優秀賞を受賞し 『いなくなった私へ』 でデビューします。 他の著作に『コーイチは、高く飛んだ』 『あなたのいない記憶』 『悪女の品格』『僕と彼女の左...
今回ご紹介する一冊は、 寺地 はるな (てらち はるな)著 『どうしてわたしはあの子じゃないの』 です。 コロナ禍が続く中、 誰もがしんどい思いをしているこの時代に、 寺地はるなさんの小説は とても勇気を与えてくれます。 どの登場人物をとってみても、 その一面が自分にもきっとあるように思える、 そんな普通に私たち...
今回ご紹介する一冊は、 住野よる 著 『か「」く「」し「」ご「」と「』 です。 著者は『君の膵臓を食べたい』 と一度聴いたら内容はどんなのだろう?と 必ず考えさせられる作品の書き手で、 その後も『青くて脆くて痛い』という なんとも繊細な印象を与える作品 のまた書き手でもあります。 本作品も例にもれず 10代の打て...
本日ご紹介する一冊は、 相場 英雄(あいば ひでお)著 『アンダークラス』です。 この作品は 「警視庁捜査一課継続捜査班・ 田川信一シリーズ」の第3弾です。 その第1弾はWOWOWで ドラマにもなった『震える牛』。 食品偽装を扱った社会派サスペンスでした。 この『アンダークラス』も 同様に社会派サスペンス。 テ...
今回ご紹介する一冊は、 酉島 伝法(とりしま でんぽう)著 『るん(笑)』です。 酉島伝法さんは SF作家でイラストレーター、デザイナーです。 その作品には『るん(笑)』の他に 『皆勤の徒』、『洞の街』 『黙唱』などがあります。 酉島伝法さんの世界はなにかしら 独特なものがあり 特に『皆勤の徒』は表題作を途中ま...
今回ご紹介する一冊は、 太田 愛 著 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 です。 人気テレビドラマ『相棒』などの脚本 を手掛ける太田愛さん。 脚本家としてデビューしたのは、 なんと『ウルトラマンティガ』でした。 小説家としては 2012年『犯罪者 クリミナル』 で衝撃デビューをされ、 2013年に『幻夏』...
今回ご紹介する一冊は、 真梨 幸子(まり ゆきこ) 著 『聖女か悪女』です。 久しぶりに嫌ミス女王の作品 に触れました。 相変わらずの切れ味で読んでいる間は 絶えず不快感がまとわりつきながらも 完全に引き込まれ一気に読まされました。 女王真梨幸子さんとの 出会いは「フジコ」でした。 主人公他の女性キャラに 何一...
今回ご紹介する一冊は、 アフマド・サアダーウィー 著 『バグダードのフランケンシュタイン』 です。 著者は、イラクの小説家、詩人、脚本家、 ドキュメンタリー映画監督。 2009年、39歳以下の優れた アラビア語の作家39人を選出する 「ベイルート39」に選ばれます。 2014年に 『バグダードのフランケンシュタ...
今回ご紹介する一冊は、 中山七里(なかやま しちり)著 『復讐の協奏曲』です。 大人気中山千里による 「御子柴礼司」シリーズの最新作が この『復讐の協奏曲(コンチェルト)』 『贖罪の奏鳴曲』、『追憶の夜想曲』、 『恩讐の鎮魂曲』、『悪徳の輪舞曲』に次ぐ、 第5段の作品。 約2年ごとに出版されていて、 しかも第5...
今回ご紹介する一冊は、 新堂 冬樹(しんどう ふゆき) 著 『誘拐ファミリー』です。 「誘拐」を仕事にする「ファミリー」、 という設定で描かれる不思議な小説です。 サスペンス小説でありながら、 「ファミリー」というだけあって 家族間の人間関係も丁寧に 描写されています。 おもしろ設定を楽しむもよし、 人間関係の...
今回ご紹介する一冊は、 塩田 武士(しおた たけし) 著 『デルタの羊』です。 「君に届け」「天気の子」そして 「鬼滅の刃」など、 アニメ映画のヒットが ここ数年続いています。 またテレビアニメでも、 以前は知る人ぞ知る作品ばかりだったのが、 最近は誰でも知るような作品 が増えてきました。 そんなアニメ作品が世...
今回ご紹介する一冊は、 西尾 維新(にしお いしん) 著 『人類最強のヴェネチア』 です。 人類最強の請負人・哀川潤は ある依頼でヴェネチアに向かうことに。 19歳にして心理学の権威である軸本みより、 完璧すぎるメイド班田玲も加わり 両手に花、女3人のヴェネチアへの 旅行をするはずが…。 人類最強・哀川潤に災難が...
今回ご紹介する一冊は、 青山 繁晴(あおやま しげはる) 著 『わたしは灰猫』です。 2002年3月16日に起稿。 2013年7月4日に初稿完成。 改稿を重ね、 2020年7月25日に最後の脱稿。 起稿から18年と4か月余と、 長い年月をかけて完成した 作者の魂が込められた作品です。 ページ数で言うと198ページ...
今回ご紹介する一冊は、 鈴木るりか 著 『私を月に連れてって』 です。 鈴木るりかさんは 2003年生まれの現役高校生です。 彼女はもともと家の近くにある 図書館に通っていて 本を読むことが当たり前で 小さい頃から絵本などを観ながら 物語を考えていたそうです。 小学4年生のときに応募した作品が 審査員の石田衣良...
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