藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』本の感想とあらすじ!「女の子にモテたい男性必見」

 

本日ご紹介する一冊は、

藤沢 数希(ふじさわ かずき)

『ぼくは愛を証明しようと思う。』

です。

 

ずばり、

「女の子にモテたい!」

と思っている男性には

刺さる本でしょう。

 

愛を証明するとは?

恋愛工学とは?

 

モテるのはイケメンで、

金持ちで、高身長?

 

いやいや、そんなことは

ありません。

 

著者が紹介している

モテるためのテクニックを

身に着ければ、

 

今より視野が広がり、

モテモテとはいかずとも、

モテには一歩前進すること

間違いなし。

 

以前紹介した『LOVE理論』

によく似たモテに対する

心構えなんかも出てきて

面白かったですね。

 

男性は、狙っている女性には

この本を読ませないように。

 

そして、女性は男に

騙されないように、

 

是非この本

『ぼくは愛を証明しようと思う。』

を読んでおいてくださいね。

 

藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』 天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず

 

本著は、著者の藤沢氏が

自身の築き上げた

「恋愛工学」という学問

に関して綴った小説形式の本です。

 

永沢さんという恋愛マスターが、

非モテ男子の渡辺に、

次々とモテるための

テクニックと実践を

教え込んでいくという話です。

 

私最初このタイトルを見た時、

てっきり普通の恋愛小説

かと思いましたが、

全然違いましたね。

 

完全に男性向けの本で、

極端に言えば、

 

どうやったら狙った女の子と

一夜を共にできるか

という事がメインに

語られている本です。

 

それでいきなり

「天は人の上に人を作らず、

人の下に人を作らず」

とはなんぞやと

思われたかもしれませんが、

まさに恋愛に対する姿勢

はこれでいいのです。

 

そもそも、

この

「天は人の上に人を作らず、

人の下に人を作らず」とは、

万人の平等を解いたものですが、

これは「機会」の平等です。

 

福沢諭吉は『学問のすゝめ』

の中でこの一説を書きましたが、

 

機会は誰にも訪れるが、

学問の如何により

その貴賤が問われると

言っています。

 

誰にでもチャンスはあるが、

結果はその学の程度に

由るということですね。

 

恋愛もまさにその通り。

 

モテるテクニックがある。

技がある。

学問がある。

顔、身長、お金などなど。

 

モテる要素の一つであって、

それが全てではないのです。

 

 

 

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藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』 モテる=試行回数×ヒットレシオ

 

渡辺正樹、27歳、弁理士。誠実でまじめなことが取り柄だが、恋愛ではいつも失敗ばかり。そんな僕が、ひょんなことから「恋愛工学」のマスターに出会う。そして、真実の愛を探す冒険に旅立った。

「恋愛工学を知れば知るほど、そして、実際にたくさんの女の行動を目の当たりにすればするほど、世間に広まっている恋愛に関する常識は、すべて根本的に間違っていることを確信した。恋愛ドラマやJ-POPの歌詞、それに女の恋愛コラムニストがご親切にも、こうしたら女の子にモテますよ、と僕たちに教えてくれることの反対をするのが大体において正しかった。」(本文より)

 

 

モテるという言葉の

定義がまず必要です。

 

今回の場合モテるとは、

だまっていても

女の子がよってくる

という状況ではありません。

 

モテるためには、

とにかく女性に出会う回数

を増やすこと。

 

渡辺は街コン、クラブ、

カフェなどで永沢の指導のもと、

女の子に声をかけるという

経験を積んでいきました。

 

試行回数を増やしていっても、

打率が上がらなければ

意味はありません。

 

ヒットレシオを

上げていきましょう。

 

如何に女性に選んでもらうのか。

 

ここで永沢は

リチャード・ドーキンス著

『利己的な遺伝子』を

紹介してくれます。

 

話の中盤でこの本の紹介が

来るのですが、

急に学問っぽくなってきます。

 

先ほどの福沢諭吉の例

なんかもそうですね。

 

ヒットレシオを上げるためには、

すなわち他の女性の

評価をあげること、

これに尽きます。

 

恋愛工学では、

これを「モテスパイラル現象」

というそうです。

 

結婚した男性がよくモテる

なんて聞いたことは

ありませんか?

 

女性が男性を選ぶとき、

どの男性が良い遺伝子を

持っているかを

無意識に考えているそうです。

 

それをどう判断するかというと、

どれくらいの女性に

好かれているか、

どれくらいの女性と

ベッドインしているかが

評価基準になるみたいです。

 

つまり男性はおとしたい女性

の前では

「僕には君だけだ!」

なんて言ってはいけません。

 

「自分は女性にモテモテ、

モテすぎて困る」

くらいの勢いで

いなければいけないのです。

 

モテる人はとにかくモテる、

モテない人は

とにかくモテない。

 

一人の女性に一途になって

アプローチをかけるのは

「非モテコミット」

とされています。

 

これは、同じような事が

『LOVE理論』でも

紹介されていましたね。

 

今回の本では大分学問的に

書かれていますが、

言わんとしていることは

一緒です。

 

 

 

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藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』 大いに役立つACSフェーズ

 

恋愛を攻略するための

フレームワーク、

それがACSフェーズです。

 

渡辺は、永沢から教えられた

ACSフェーズを実践することで、

取引先の初めて会った女性

すら惹きつけます。

 

さすがにそんなうまくいかないだろ!

とツッコミどころも

満載ですが、

 

そのコミュニケーションテクニック

は普段の生活でも

参考になる点が満載です。

 

Aとはattraction。

女性を男として魅了する段階。

 

Cはcomfort building。

女性と信頼関係を築く段階。

 

そしてSはSeductionで、

性的に相手を誘惑する段階です。

 

Aでは、非モテコミットを

出さない事。

 

Cでは、連絡先を交換して

2人で会うようになってから

くらいですね。

 

信頼関係、

女性に心を開いてもらう。

 

本著では

「ラポールの形成」と

名付けられていますね。

 

共通の体験を探す、

相手の動作を真似る

ミラーリング、

相手が言ったことを

繰りかえるバックトラック、

要はオウム返しですね。

 

相手の話す速さや抑揚に

合わせるページング、

そして相手を肯定して

あげるイエスセット。

 

承認欲求を満たす

ということでしょう。

 

これら手段により

ラポールを形成すること

が出来て初めて、

Cのフェーズへ

たどり着くことが出来ます。

 

ACの段階を通らずに、

Sへ行ってはいけません。

 

モテることを散々言ってきた

この本ですが、

一番重要なのは、

女性を喜ばせる事。

 

この人と付き合ってよかった、

抱かれてよかった、

と思わせる。

 

女性を選ぶのではなく、

選んでもらうとい

う感謝の姿勢を忘れては

ならないとは永沢の弁です。

 

この本を読んで、

実際に行動に移している人の

体験なども

YOUTUBEで見ることが出来ます。

 

自分で行動に移してみる

勇気のない人は、

是非それもあわせて

楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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