パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』あらすじと考察!人生に迷った時そっと手に取りたい本

 

今回ご紹介する一冊は、

パウロ・コエーリョ

『アルケミスト 夢を旅した少年』

です。

この本は、

1988年ブラジル人の作家パウロ・コエーリョ

によって書かれた小説です。

世界で最も読まれた本ベスト10の第5位

選ばれています。

内容は羊飼いの少年サンチャゴが、

エジプトのピラミッドに向かって

旅に出る物語です。

旅をする途中で様々な人々と出会い、

経験を積みながら本当の人生を

生きていくための知恵を学ぶという

シンプルなストーリーです。

とても読みやすくページも少ないですが、

人がよりよい人生を歩むためには、

どういう考え方、行動が必要なのか

物語を通して描かれています。

読みながら自分自身の体験に

重ね合わせて考えることができます。

「ああ、自分もそう感じることがある」と共感でき、

人間が生きていくうえでの大切なメッセージ

たくさん込められています。

 

 

 

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夢を持って生きるということ

 

81カ国語に翻訳。著名人も大絶賛の全世界8500万部の大ベストセラー!

(Q:あなたが読んだ本のなかで、本当にもっとも素晴らしかった本は何ですか?)

「パウロ・コエーリョの『アルケミスト』です。希望に満ちていて、元気をくれるから。宝物を探して旅にでる少年の話で、旅の途中で出会ったすべての人たち、すべての局面から、少年は多くを学んでいきます。物語の最後、少年が宝物を見つけたのは、とても意外な場所。自分を信じること、自分の旅を続けることの大切さを教えてくれる本です」

――ノーベル平和賞受賞 マララ・ユスフザイ

●「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー427週!
●81カ国語に翻訳!
●全世界8500万部の大ベストセラー!

[これまでに愛読書としてあげてくれた著名人] オバマ元大統領、ウィル・スミス、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、オプラ・ウィンフリー、ラッセル・クロウ、ビル・クリントン、ジュリア・ロバーツ、ルイス・ハミルトン、森山未來、戸田恵梨香、中山美穂、元JUDY AND MARYのTAKUYA、サカナクションのボーカル・山口一郎ほか多数。

[パウロ・コエーリョからのメッセージ] 『アルケミスト』を書いたとき、ぼくは存在理由を理解しようとしていたんだ。哲学的な約束をつくるのではなく、ぼくの魂の中に存在していた少年と語ろうと決めた。驚いたことに、この少年は世界中の数百万の人たちのなかで生きているんだ。この本で、ぼくは、答えがない質問を読者とシェアしたいんだ。それは、人生を素晴らしい冒険へと変えてくれる。

[本書の内容] 半飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢――。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」――。
長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとは――。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。

 

少年が旅をする中で出会った、

セイラムの王様が

「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」

 

と言います。

いつしか人は、

自分のやりたいことがあるのに

周りの目を気にして動き出せなくなってしまいます。

幼いころに描いていた大好きな夢ではなく、

無難に生きる道を選んでしまいます。

そして、夢を諦めた理由を他人のせいにして、

後悔しながら生きることになります。

そうではなく「夢を追求して生きる」こと。

サンチャゴ少年は言います。

「僕が真剣に自分の宝物を探している時は、
毎日が輝いている。それは、追求の一瞬一瞬が宝物を見つけるという夢の一部だと知っているからだ」

と。

 

夢を追って一生懸命に生きているとき、

人はその途中でたくさんのものを発見します。

夢を諦めて挑戦する勇気がなかったら

決して見つけることができなかったものを。

 

 

 

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恐怖に負けてはいけない

 

物語の後半で、

「夢の実現を不可能にするものがたった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ」

 

と錬金術師は言います。

知らないことや、知らない場所を恐れて

初めの一歩を踏み出せないことは、

生きていく中でよくあることです。

けれど、傷つくことを恐れていては

何も成し遂げることはできません。

どれだけ失敗しても、

またやり直すことができるという自信

があればどんなことでも再挑戦できます。

サンチャゴ少年が全財産を失った時、

自分を泥棒にあった犠牲者と考えるのか、

それとも宝物を探し求める冒険者と考えるのか

選択するのは自分自身だと気づきます。

物事をどうとらえるかによって

現実はまったく違うものになります。

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ」

と言う

錬金術師の言葉は胸に刺さります。

恐怖に負けることなく、

そこに飛び込み続けることが

夢の実現にぐっと近づくのだと思います。

 

 

 

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人生の真理

 

人は皆、自分の人生を探求するのか、

それとも諦めるのかを日々選択しながら

生きています。

年齢・性別・国籍は違っても、

人生を生き抜いていくうえでの

「不変の問いと答え」が

この物語にはいくつも詰まっています。

だからこそ世界中で読まれ続けているのだと思います。

サンチャゴ少年と供に旅をすることで、

人生とはどういうものなのか?

夢を追うとはどういうことのなか?

という誰もが感じる人生の問いかけを

一緒に考えることができます。

子供が読んでも大人が読んでも、

何か「気づき」があります。

そのときに必要な答えがきっと見つかると

思います。

様々な理由で夢を追うことをやめた人、

自分に言い訳しながら生きている人にも、

思わず熱くなる言葉に出会えるはずです。

いつもこの本をそばに置いて

人生に迷ったときや恐れが出たとき、

そっとページを開きそこに書かれている言葉を

かみしめてほしいと思います。

あなたにとってかけがえのない一冊

になる素敵な本です。

 

 

 

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