今回ご紹介する一冊は、
メンタリストDaiGo 著
『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』
です。
『マインドフルネス』という
言葉は、
昨今ではよく耳に
するようになり、
意味や意義などを
おおよそ理解している人も
少なくはないかと思います。
ただし、実際のところ
あまり身近に感じられない
部分や試したもののあまり
効果を感じられない部分など、
まだまだどこか
「自分のもの」に
できない方も
多いのではないでしょうか。
この本では、
そんな問題を解決すべく、
心理学やメンタリズムの観点
からのアプローチや
著者自身の体験などから
分かりやすく
マインドフルネスについて
解説してくれています。
誰もが抱える不安や悩みを
どう自信に変えていけるか。
すぐにでも始められる内容
ばかりですので、
あまりかしこまらずに
気軽に読み進めていきながら、
まずはDaiGo氏の言う通りに
実践してみることを
おすすめします。
目次
メンタリストDaiGo『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』 不安を自信へ
《心理学》×《マインドセット》×《瞑想》
マインドフルネスに導く心理学も豊富に解説。
まずは、トラブルや悩みを冷静に把握、
そのうえで取り組む瞑想は、より大きな効果を生む。
本書で詳しく紹介する。
―――――――――――――――
●本書「はじめに」より
私は、かつてしばらくテレビに出演していました。
それによって世の中での認知度が上がり、人生が大きく変わったのですが、
一方で、やはり嫌な経験もたくさんして気が滅入り、自宅にこもったことがあります。
そのときに取り組んださまざまなことのなかで、とくに自分の心をラクにしてくれたというか、
人生を見つめなおすのに役立った考え方やテクニックを、本書で紹介したいと思います。自分を変える一歩を踏み出すカギとなるのが、「マインドフルネス」と「瞑想」です。
マインドフルネスというのは、ひと言でいうと
「気づき」であり、それを強化してくれるのが瞑想なのです。本書では、私自身の経験もふくめて、科学的な根拠を示しながら、
マインドフルネスな生き方と簡単な瞑想のやり方を説明していますので
日々の幸せを実感するために、ぜひ参考にしてください。
皆様は、日々生きている中で
漠然とした不安に
襲われることは
ありませんでしょうか。
仕事で必要以上に
自信を失ったり、
悩んでも仕方のないことで
クヨクヨと悩み続けたり、
相手が自分のことを
嫌っているのではないかと
勝手に思い込んだり、
といった具合です。
こういう時には、
なんで自分は不安に
なってしまうのだろうとか、
どうしたら不安を
感じなくて済むのだろうと、
またさらに思い悩んで
しまいがちです。
ただ、この本では不安を
感じること自体を
悪と捉えるのではなく、
不安を感じた時に
どう対処していくかという
対策がいくつも
紹介されています。
生きていく中で不安は
誰にとってもつきものであり、
それ自体をなくすことは
不可能です。
また、不安を感じると
いうことは決して悪いこと
ではないということも
書かれています。
「シングルタスク」
「脳の筋トレ」
「呼吸を変える」など、
すぐに実践できる様々な方法
が取り上げられていますので、
まずは試して自分に
合ったものを
見つけていくことを
おすすめします。
メンタリストDaiGo『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』 弱みを生きる力へ
自分の欠点や
コンプレックスに
悩んでいる人も多くいる
のではないでしょうか。
何とか欠点や
コンプレックスを克服しよう
と努力している人も
少なくないはずです。
この本では、
克服するのではなく、
コンプレックスを
そのまま使って強みに
変えるという方法を
具体例を使って
紹介しています。
大切なのは、弱みを弱みと
捉えるのではなく、
独自性と捉え(読み替え)、
その独自性をどのように
使っていくかを理解すること
だということです。
とは言え、長年ネガティブに
感じてきた自分の弱みを
読み替えて力に変えると
いうのは
そう簡単ではないかと
思いますが、
この本では著者自身の
実際の体験や別の参考に
なる本からの引用など、
いろいろな対処法が
挙げられているため、
「とりあえずやってみるか」
ときっと背中を
押してくれるはずです。
その他にも、失敗を確実に
生かす方法やストレスを
アドレナリンに変える方法
なども紹介されていて、
読み応え満点の内容と
なっています。
メンタリストDaiGo『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』 マインドフルネスと瞑想
いよいよこの本の
核となる内容の部分です。
マインドフルネスは
「いま、ここ」に
集中することが大切
なのですが、
ここでも著者独特の視点
をもって、
お坊さんとサイコパスの
脳の共通点という具体例
から丁寧に解説をしています。
さらに、オックスフォード大学の
研究事例を用いて、
過去への後悔と未来への
不安をなくし、
目の前のことに
集中できるようになる
三つの方法をピックアップし、
読者を惹き込んでいきます。
その一つが「瞑想」なのです。
いまや瞑想は
日本独自のものではなく、
世界中で取り入れられ、
その効果を認められている
のです。
あくまでも瞑想と
いうものは、
マインドフルネスを
鍛えるための方法で
あります。
そして、
マインドフルネスとは、
細かい部分やふだん
見逃しているところを、
先入観を持たず、
ありのままに見ること
によって
さまざまな気づきを
得ましょうという
考え方であり、
それが心の平穏に
つながるということです。
最後には、
誰にでもすぐにできる
瞑想方法がイラスト付きで
紹介され、
この本を読んできた人は
読み終えた瞬間に
この方法を試していること
は間違いないでしょう。
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