伊藤羊一『1分で話せ』要約と感想!「世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」

 

本日ご紹介する一冊は、

30万部を突破し、

孫社長にも認められた

伊藤 羊一

『1分で話せ 世界のトップが絶賛した

大事なことだけシンプルに伝える技術』

です。

 

その「話す」力は、

あのソフトバンクの孫社長も

認めるところとなっております。

 

世には、話し方の本が溢れていますね。

そしてこの本が伝えているのは、

話し方の根本です。

最も大事な根の部分を話されている本です。

 

この根本を知らずして、

どんなプレゼンテクニックなどを

身に着けても、

薄いものになってしまうでしょう。

 

主にビジネスの場での「話す」に

焦点が当てられているので、

ビジネスマン向けの本かと思いきや、

日常の会話にも役立つ情報が満載の本です。

 

元々はプレゼン、話すことが

大の苦手だったという著者。

 

この「話す系」の本にはありがちな

「実は元々苦手だった」という出だしは

最早お約束ですが、

 

今はグロービス経営学院にて

ビジネスマン向けにプレゼン、

話す指導をしている

プロフェッショナルです。

今回の本にも、学びは多そうです。

 

 

 

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伊藤羊一『1分で話せ』伝える事の目的とは何か?

 

 

 

1分でささる伝え方!

●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!

・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。

●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない

・「話が長い、手短に話せ」と言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

 

 

ビジネスにおいて、

伝える事の意味とは何でしょうか。

結論、これは相手に動いてもらう事です。

 

自社の商品を買ってもらう、

会議の根回しをしてもらう、

などなど全て動いてもらうために

話すのです。

 

相手に動いてもらうために話すのですが、

ここで前提として分かって

いなければいけないのは、

人は人の話を80%聞いていないという事です。

 

これは皆さん経験あると思います。

 

プレゼンしているのにずっと

下を向いてスマホを弄っている人。

プレゼンで話した内容を質問してくる人。

プレゼンに限らず、

話した内容を後日そのまま聞いてくる人、

などなど。

 

『雑談の一流、二流、三流』でもありましたが、

人が一番興味あるのは自分の事です。

 

いくらビジネスでも、

他人の話は20%ほどしか

頭に入ってこないのが

人間の性質なのだと理解をしましょう。

 

では、その20%で相手に動いて

もらわなければなりません。

 

だからこそ『一分で話せ』なのです。

余分な文章を削り、

話す内容をスリムにする。

そうして初めて、

相手は自分の言いたいことが

分かります。

 

では、その一分をどのような内容に

すればよいのか、

見ていきましょう。

 

 

 

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伊藤羊一『1分で話せ』その話は小学生でも分かりますか?

 

どのように一分で伝えるのか。

まずは結論から、

というのは多くの本で語られるところです。

 

そして、その結論を支える、

根拠を3つ用意しておくといいみたいです。

 

1つだと根拠に乏しいし、

4つ以上であると多すぎて

相手は聞いてくれません。

事例もあると尚いいでしょう。

 

そして重要なのは、

その話が小学生でもわかるような

言葉で語る事。

 

極力専門用語は避け、

平易な言葉で語ることがよしとされます。

 

目的はあなたの事を賢いと

思ってもらうことではなく、

動いてもらうことなのです。

 

簡単で短い言葉ほど、

人は動くと思います。

 

だって長い言葉が流行語大賞に

なったことなんてありませんよね。

 

でもこれだけではありません。

相手が動いてくれるという

にはまだ不十分。

 

これまで、ロジカルに相手の左脳を

刺激してきました。

 

とどめは相手の右脳を刺激するのです。

右脳はイメージや想像などをつかさどります。

 

「想像してみてください」などと

いった一言で、

イメージの中に入ってもらうのです。

 

例えば、ある牛丼の話をするとします。

美味い、安い、早いなど

ロジカルに説明しても、

これでは足りない。

 

そこで、

「想像してみてください、

仕事終わりお腹ペコペコで

牛丼屋に入ったときのことを!」と促します。

 

相手は、イメージの中に入ります。

そして牛丼屋に行きたくなるのです。

 

テレビで食べ物の特集をしていると、

それを食べに行きたくなりませんか?

 

イメージを直接見せられてしまうから、

より効果的に「動く」という事に

至るのですね。

 

伊藤羊一『1分で話せ』 1分のために努力を惜しまない

 

『1分で話せ』とは言いますが、

その1分のために莫大な時間を

かけるのが大切だと著者は言います。

 

まるで、ボクサーが12R36分のために、

とんでもない量の努力を

惜しまないように、です。

 

確かに、相手に動いてもらうためには

1分で十分であることが

書かれているのですが、

 

本の最後に、

その1分に懸ける努力を

惜しんではいけないと、

一番大事な事を書いています。

 

プレゼンのために

何回の練習をするのか。

筆者は300回と言っていました。

 

余計な言葉を外したり、

根拠や例の分かりやすさを追及したり、

どんどんブラッシュアップしていくと、

自然と300回くらいになって

しまうそうです。

 

スティーブ・ジョブスも

かっこいいプレゼンをしますが、

滅茶苦茶細かいところまでこだわって、

かなりリハーサルに回数をかけるそうです。

 

彼らのような話すプロ中のプロまで、

人に動いてもらうためには

労を惜しみません。

 

相手に動いてもらうために、

出来ることは全てする。

 

そうして初めて1分で話し、

相手を動かすことが出来るのです。

 

 

 

 

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