宇野朴人『七つの魔剣が支配する』あらすじと感想!【このラノベがすごい!2020年文庫第1位】

 

今回ご紹介するのは、

宇野朴人(うのぼくと)著、

ミユキルリア (イラスト)の

ライトノベル

『七つの魔剣が支配する』

です。

この作品の見どころはたくさんあります。

そして個人的にはヒロインである

ナナオがサムライ系ヒロインであるところが

一番の推しポイントです。

ライトノベルの醍醐味として

かっこいい戦闘シーンであったり、

かっこいいキャラやかわいいキャラがいることなど

重要なポイントはたくさんありますが、

この作品はそういったキャラクターが多いことから、

かなりポイントを押さえているので

最近の異世界転生系や青春ラブコメ系とは

違った感覚で読むことができます。

なんだかこれぞライトノベルといった感じです。

そして、作品の雰囲気が最後に一気に

ひっくり返される作品となっています。

『七つの魔剣が支配する』は、

『このライトノベルがすごい!2020年版』

文庫部門第1位・新作第1位に選ばれました。

さすが、選ばれた理由がわかりますよ。

これは是非読んでいただければ

分かると思います。

とてもおすすめです。

 

 

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宇野朴人『七つの魔剣が支配する』あらすじ

宇野 朴人 (著), ミユキ ルリア (イラスト)

 

春――。
名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。そんな魔法使いの卵たちを迎えるのは、桜の舞う満開街道と魔法生物たちのパレード。
が、希望に胸躍らせるのも束の間。キンバリーの孕む数々の脅威が彼らに襲い掛かる。気まぐれに生徒を飲み込む地下迷宮、怪物じみた上級生たち、亜人種の人権を巡る派閥の対立――。
そんな魔境を仲間と生き抜く中、オリバーは一人の少女と縁を結ぶ。腰に日本刀を提げたサムライ少女――ナナオ。
二人の魔剣を巡る物語が、今、始まる。

 

6月3日現在で、

最新巻は5巻まで進んでいます。

まだまだ全然追いつけますし、

これから物語は進んでどんどん面白く

なっていくこと間違いなしなので、

是非読んでみてください。

 

 

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魔法と剣、ファンタジー世界観

 

この世界の設定としては、

魔法が存在する学園ファンタジーであり、

魔法だけでなく剣で戦うこともあるので

いいとこどりの、

テンションの上がる魔法と剣のダブルコンボの作品です。

やっぱり剣で戦うというのは燃えますね。

話としては魔法使いが剣も使うようになって

“杖剣”という杖と剣が一緒になったものと

いうイメージの武器で戦います。

主要キャラが多いのですが、

キャラが多いと話を進めづらく読みにくくなる

イメージですが、

この作品は読みやすくなっております。

そしてキャラも個性的で

どのキャラにも好感が持てます。

名家や普通の家出身といったように

出自も重視される学園なので

『ハリーポッター』のラノベ版というイメージで、

亜人やトロールなどが登場します。

キャラクターが多いという点で、

読んでいて同じ電撃文庫の

第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作

安里あさと『86-エイティシックス-』

を彷彿とさせました。

昨今のなろう系の流行の中では

新しいジャンルなのかなと感じました。

 

 

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サムライ系ヒロイン ナナオ・ヒビヤ

 

「平坂読は本作のヒロイン、ナナオをサムライ系ヒロインのひとつの到達点と評した」

とWikipediaに書かれています。

6人の主要キャラの中で、

私はベタですがやっぱり

ヒロインのナナオが一番好きです。

という訳で、

この作品のヒロインであるナナオ・ヒビヤに

ついて紹介していきます。

あまり聞き馴染みのない

サムライ系ヒロインです。

使っている剣は東方出身ということもあって、

日本刀です。

そして、普段は袴を着ていますが、

キンバリー魔法学校の制服は洋風な服なので

ギャップがいいですね。

無邪気で人懐っこい性格ですが、

戦闘になると真剣そのものとなって闘いに命を懸けている、

というのがたまらなくカッコいいです。

表紙にもある通り、

授業の模擬戦で主人公のオリバーとナナオは戦います。

オリバーと対峙した時の緊張感と

二人の不思議な関係性は、

小説なのに言葉にできない感覚です。

オリバーのことを探し求めていた

相愛の剣の相手だと感じます。

サムライ系ヒロインとは

新しいタイプのヒロインであると

読みながら感じました。

戦いと普段とのギャップが良さを

引き立てるのでしょうか。

 

宇野 朴人 (著), ミユキ ルリア (イラスト)
宇野朴人(著), ミユキルリア(イラスト)
宇野朴人(著), ミユキルリア(イラスト)
宇野朴人(著), ミユキルリア(イラスト)
宇野朴人(著), ミユキルリア(イラスト)
宇野朴人(著), ミユキルリア(イラスト)

 

 

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