伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』で笑っちゃおう!名言集も

 

今回ご紹介する一冊は、

伊坂幸太郎

『陽気なギャングが地球を回す』

です。

 

伊坂幸太郎さんと言えば!

現実とファンタジーの

世界の中間のような

独特な世界観の作品を

世にたくさん送り出している

大人気の作家さんですね。

 

とにかく、

登場するキャラクターが

人間臭くて魅力的で、

 

エンターテイメント作家

と言っても

過言ではありません!

 

そんな伊坂幸太郎さんの

作品の中でも、

面白くて笑っちゃうような

シリーズが

『陽気なギャングシリーズ』

です。

 

タイトルそのまんま、

明るいギャングです。

 

笑えるだけでなく、

しっかり名言も

散りばめられていて

意外と奥が深い!?

なんて思っちゃいます。

 

今回は、

その『陽気なギャングシリーズ』

の一作目

「陽気なギャングが地球を回す」

をご紹介します。

 

すでにタイトルだけで

面白そう・・・!

 

今日は何も考えないで、

笑っちゃいましょう!

 

 

 

 

 

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伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』 あらすじ

 

人間嘘発見器+演説名人+天才スリ+精確無比な体内時計=4人は史上最強の銀行強盗…のはずが、思わぬ誤算が。奪われた「売上」を取り戻せ!伊坂幸太郎ブームはここから始まった。「陽気なギャング」シリーズ第1作

 

主役はもちろん

『ギャング』

銀行強盗の集団です。

 

なんか銀行強盗って

昔ながらの・・

って感じしません?

 

キャッシュレス化が進む中で、

現金というのがなんとも。

 

この4人の集団の

それぞれのキャラが

濃いのなんのって。

 

・人の嘘を見抜く力を持つ成瀬
・口達者な演説のプロである響野
・天才的なスリの技術を持つ久遠
・完璧な体内時計を持つ雪子

 

どの技術もすごくて、

全部結集させたら最強では!?

 

「陽気な」と付くあたり、

そうなんです!

 

すんなり事が進む訳ではなくて、

ドタバタ劇です。

 

これだけの個性を持った集団ですから、

まあトラブルに

巻き込まれます笑

 

彼らは「人を傷つけない」

というポリシーを持っていて

善良な?ギャングです。

 

そんなところも、

この4人の憎めないところ

なんです。

 

『陽気なギャングシリーズ』は

三部作になっています。

1作目『陽気なギャングが地球を回す』

2作目『陽気なギャングの日常と襲撃』

3作目『陽気なギャングは三つ数えろ』

 

順番に読むのがストーリーが

繋がってオススメですが、

どの作品からでも単品で

楽しむことができますよ。

 

 

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伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』 4千万円を横取りされた!!

 

逃走車に3人乗るのも4人乗るのも同じならば、4人のほうがよい。5人だと窮屈だ。
というわけで銀行強盗は4人いる。

 

 

銀行強盗の計画を立てた

ギャング4人。

窓口での銀行強盗に成功!

4千万円をゲット!!

 

それぞれの能力をいかした

強盗の手口は実に鮮やか。

 

しかし、

その後になんと接触事故

を起こしてしまいます。

 

さらには相手の車に

乗っていた別の強盗団に

4千万を取られて

しまいました!

あーーーなんで!?!?

 

スピード感あふれる、

ハラハラドキドキスリル

満点な展開。

さあ、どうなるんでしょうか!?

 

4人のもつ特殊能力は

すごいのですが、

それだけでなく、

それぞれの人物が

欠陥を持っていて

愛おしくなって

くるんですよ。

 

銀行強盗に愛おしいって

変な表現ですけど。

 

 

銀行を襲い逃走中の4人組の車に、別の車が突っ込んできた!
その車に乗っていたのは、最近巷を騒がせている「現金輸送車襲撃」の一味たち。4人組は、この一味に金と車を奪われてしまいます。

世間では、銀行強盗と現金輸送車襲撃が同一グループの犯行として報道され、悔しさを感じた4人組は、この一味から金を取り戻すことを計画。

ところが一味の運転手の家に侵入した成瀬と雪子は、その運転手が死んでいるところを発見してしまい……。

 

 

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伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』 は映画版もあります!

 

伊坂幸太郎

「陽気なギャングが地球を回す」

実写映画化もされており、

銀行強盗4人組を

大沢たかおさん、佐藤浩市さん、

松田翔太さん、

鈴木京香さんが演じました。

 

なんとも豪華で

カッコイイ役者陣ですね。

 

2006年5月13日に

初公開されました。

 

他人の嘘がわかってしまう男(大沢たかお)とコンマ1秒まで正確に時を刻むことのできる体内時計を持つ女(鈴木京香)。演説をさせたら右に出る者はいない男(佐藤浩市)と若き天才スリ(松田翔太)。ある日彼らはロマンあふれる強盗計画を実行に移すのだが、突如現れた別の強盗にあっさり大金を奪われてしまう。

 

 

ロマンあふれる強盗計画に、

スタイリッシュな犯罪映画

そのキャッチコピーも

胸がキュンとします。

 

 

大沢たかお (出演), 鈴木京香 (出演), 前田哲 (監督)

 

 

 

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伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』 名言集

 

陽気なギャングに

笑える作品かと思いきや、

意外と深いことも

散りばめられて

いるんですよ!

 

そんな

「陽気なギャングが地球を回す」

の中の

心にグッと来た名言を

まとめてみました。

 

 

「正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない」

「『報われない人』選手権があったら、あなたは優勝候補よ」

「ロマンはどこだ」

「飛行機に乗って、海を渡るだけで人間がでかくなるって言うんだったら、成田空港の到着口は聖人の集まる場所になるのか?」

「おまえに欠けているのは、情熱と気合と羽目を外すことだ」

「何が起きるか分からないほうが、生きていくのは楽しい」

「僕が世界を閉じ込めているわけ。僕の部屋の壁が世界を囲んでいるんだよ。閉じ込められているのは、僕以外の全員で、外にいるのは僕だけってわけ」

「自信がない人ほど偉そうに決断して、頭ごなしに命令する。」

「感じたことを全部わざわざ口に出す必要はないんだよ。誰もが心の中で思っているだけならば、世界は平和だ」

「退屈は人を発狂させるからな」

「品の悪い笑い声は、人間の欠陥の一つだ。」

「リスクのない暴力の何が楽しいのか。」

「人間は後悔をする動物だが、改心はしない。繰り返すんだよ、馬鹿なことを。『歴史は繰り返す』というのは、それの言いわけだ」

「世の中には偶然が溢れているんだよ」

「人生は全部が全部、理詰めなわけじゃないからね」

「世の中には、犯罪らしい犯罪が必要なんだ」

「だから現実にリアリティがない」

「人間の最大の欠点の一つは、『分をわきまえないこと』だよ。動物はそんなことがない」

 

 

どうですか?

この人間味溢れる

ギャングたちの会話。

 

こんなロマンに満ちた

銀行強盗たちの

ドタバタ劇で思いっきり

笑ってみてください!

 

たまには理屈じゃないのも

良いものですよ。

 

 

 

 

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