伊勢谷武『アマテラスの暗号(廣済堂出版)』あらすじと感想!ついに書籍化

 

今回ご紹介する一冊は、

伊勢谷 武(いせや たける

『アマテラスの暗号』です。

 

伊勢谷武さんは

スウィンバーン大学(メルボルン)

を卒業後、

投資家情報関連会社を設立した

というなんともすごい人です。

 

代表作とも言えるのがこの

『アマテラスの暗号』です。

 

日本古来の神様方のこと、

イエスキリストのことなどの他に、

伊勢神宮と天皇家の関係など

深い内容が書かれている

歴史ミステリーです。

 

神道といわれても

正直よくわからないけれど

この本を読むと

今まで気にもしてこなかった

日本人はどこから来たのか?

今まで知ることのなかった

古代史についても

学ぶことのできる内容となっています。

 

この小説に書かれている

神名、神社、建物などに関する記述は

すべて事実に基づいているので

単なるフィクションではないようです。

 

読み進めていくとより

悩むことになるかもしれません、

 

けど私はこういう解釈も

あるのだと感動しました。

 

 

 

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伊勢谷武『アマテラスの暗号』 賢司(ケンシ)・リチャーディー

 

 

★ 写真、挿絵、図、地図、系図など豊富な資料を用いた、臨場感あふれる新感覚の歴史ミステリー・エンターテインメント ★

「ダ・ヴィンチ・コード」を凌ぐ衝撃の名著!! ── 茂木誠 (駿台予備校世界史講師、「超日本史」ほか著書多数)

ストーリー:
元ゴールドマン・サックス(NY)のデリバティブ・トレーダー、ケンシ(賢司)は、日本人父との四十数年ぶりの再会の日、父がホテルで殺害されたとの連絡を受ける。父は日本で最も長い歴史を誇る神社のひとつ、丹後・籠神社の宗家出身、第八十二代目宮司であった。籠神社は伊勢神宮の内宮と外宮の両主祭神(アマテラスと豊受)がもともと鎮座していた日本唯一の神社で、境内からは一九七五年、日本最長の家系図『海部氏系図』が発見され、驚きとともに国宝に指定されていた。父の死の謎を探るため、賢司は元ゴールドマンの天才チームの友人たちと日本へ乗り込むが……

著者から:
最初にこの話を聞いたときは、単なる笑い話だと思っていました。
しかし、次第に「偶然だったとしても面白いね」になり、気がつくと「もしかしたら……」に変化していました。
そして興味を持ちいろいろ調べると、戸惑いはいつの間にか「合理的に否定するのはむずかしい」になり、遂に、とうとう……
もし日本のルーツに興味をお持ちなら、あなたもこの不思議な迷宮を旅してみませんか?

 

 

賢司は

ゴールドマン・サックス元トレーダー

です。

 

彼がまだ働いているある日に

父が他殺体で見つかったと

連絡を受けます。

 

家族確認のために警察に

呼ばれたのですが、

もう40年以上も会っていないので

分かるかどうか

自信がありませんでした。

 

けれど彼の左耳下のほくろ、

賢司も持っている

日本的な鶴の刺繍のハンカチ、

左手の大きな縫い跡を見た時に

その他殺体は父だと

すぐにわかったのです。

 

賢司の父は日本の古い神社

の宮司の家系で、

その神社の歴史はとても古く

彼の父は八十数代目だったようです。

 

彼は強盗目的で殺されたのではなく

プロの手によりサイレンサーにて

2発撃たれていて、

違う日には彼の友人も違う日

に同じ部屋で殺害されているのです。

 

そのことから何かがあると考えていると

父と同じように宗教家でユダヤ教の人

だったことにも驚きがあります。

 

父の死に何かあると考えた賢司は

彼の残したカタカナともとれる

文字の謎を知るためにも

日本への旅を決意したのです。

 

賢司の父が宮司をしていた

籠神社(このじんじゃ)こそ

ほかにない神社だったと

知ることになることからも

日本へ導かれていたのかもしれません。

 

 

 

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伊勢谷武『アマテラスの暗号』 神道

 

神道を守り通そう…、

純粋な振動を取り戻さなければ…

と思う小橋直樹は考えていました。

 

神道とは太鼓予知信仰されてきた

日本の宗教のことをいいます。

 

自然に対して畏敬の念を抱き、

森羅万象すべてに神がある

と考えられています。

 

祖霊を祀り、祭祀を重視する

信仰でもあります。

 

宗教というより信仰と表現する方が

しっくりくるのはなぜかというと

宗教は西洋のレリジョンに対応する言葉

として

明治時代に新しく創作

されたものだからです。

 

そのことから真相は

日本人の精神文化に大きな影響を

与えるだけに

歴史的に様々な圧力を受けていて

現在も続いているのです。

 

だからこそ小橋は神道を

取り戻したいと考えたのです。

 

けれどそれは結構難しいことです。

 

というのは常に人間による

権力闘争や政治酔っても

汚されてきています。

 

政治的な圧力は日本のみではなく

外国からも受けています。

 

瑞穂の国として成り立っていった

日本も米の自由化などにより

稲作文化を壊滅に追い込まれていきます。

 

そのことにより日本の伝統を

なくして精神の形も破壊し、

国力を弱体化させてしまうようです。

 

神道と日本は関係がないようで

とても重要なのです。

 

 

 

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伊勢谷武『アマテラスの暗号』 伊勢神宮

 

私達日本人が一生の中で一度は

お参りをしたいと

大切に思っているのは伊勢神宮です。

 

その最高位の伊勢神宮に

祀られている神道の最高神は

アマテラスなのです。

 

けれどもアマテラスは初めから

伊勢神宮に祀られていたわけではなく、

もともとは宮中にいて

その後20か所ほど転々としたあとに

最終的に落ち着いたと

いわれています。

 

アマテラスと同じくらい

大事に祀られているのは

アマテラスの食事のお世話をする

といわれる豊受の神なのです。

 

宮中を出てから2番目に

アマテラスを祀ったのは

籠神社だったようで

豊受も祀られていたようです。

 

つまり籠神社は単に元伊勢ではなく

伊勢神宮の起源であるとも

考えられます。

 

賢司は自分が関係する神社が

皇祖神を祀る伊勢神宮と

関係した神社であることに

意外さを感じていたようです。

 

籠神社の発祥の神社の

真名井神社の神紋が

「六芒星」(ダビテの星)が

なんの意味を表しているのかを

考えるとまさに鳥肌ものです。

 

六芒星は現在のイスラエルの国旗

の中心にも描かれていて

ユダヤ人にとっては

神聖な図形でユダヤ教、

弥陀や民族を象徴する印なのです。

 

伊勢神宮をお参りする時にまず

外宮を参るということも

アマテラスと豊受も関係していて

重要なことなのかもしれません。

 

 

 

 

 

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