山内マリコ『あのこは貴族(集英社文庫)』あらすじと感想!映画化キャストは?

 

今回ご紹介する一冊は、

山内マリコ

『あのこは貴族』です。

 

恋愛小説です。

2015年に小説すばるで連載され、

2016年に集英社文庫から

刊行されましたが、

2021年に映画化作品が

放映されることが決定し、

人気が再燃しています。

 

この作品の主人公は

日本の富裕層の中でも

上位に位置する、

超裕福な家庭で

生まれ育った女性です。

 

近年使われるようになった

言葉でいうなら

「上級国民」ですね。

 

そんな特殊な状況で生まれ育った

女性がどんなことを考え、

どんな恋愛をするのか、

緻密な取材のもとに

見事書きあげているのが

この作品です。

 

また作者の山内マリコは

大阪芸術大学を卒業したのち、

2012年から小説家や

エッセイストとして

幅広く活動されています。

 

39歳とまだ若く、

デビュー当時から

恋愛小説を書かれているので、

恋愛のリアルな描写や

ストーリーが話題に

なっている方です。

 

文章も飾ることなく

読みやすいので、

気軽に小説を楽しみたいとき、

ぜひ読んでみてください。

 

 

 

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山内マリコ『あのこは貴族』 あらすじ

 

地方生まれの美紀と東京生まれの華子。
アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編!

「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。
「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、愚かでなにも持たない、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。

東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。
名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。
一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。
猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。
32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。
境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。
同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。

結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。

 

 

主人公の華子は病院を

経営する家系に生まれ、

小学校からミッション系の

お嬢様学校に通い、

何不自由なく

暮らしてきました。

 

しかし、それ故に男性との

付き合いかたは全くと

いっていいほど分からず、

交際に発展しても

すぐに振られてしまいます。

 

本人もそれを自覚して

はいましたが、

30歳が近づき周りの

友人たちも結婚や

婚約へと至る中で、

自らも結婚を急いでいました。

 

お見合いで出会ったのは

ハンサムな弁護士幸一郎。

 

華子と同じように裕福な家庭

で育った男性で、

二人は間もなく

婚約者となりました。

 

しかし、幸一郎には

他にだらだらと関係を

続けている女性がいたのです。

 

それは美紀という32歳の女性で、

地方で生まれ猛勉強の末に

慶応義塾大学に進学するも、

経済的理由で中退した

という経歴を持ちます。

 

華子と美紀という、

全く違う境遇で育った

二人ですが、

幸一郎というきっかけで出会い、

やがて親しくなります。

 

そして関わっていくうちに、

互いの人生について

考えるようになるのです。

 

 

 

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山内マリコ『あのこは貴族』 ストーリー

 

女性たちの境遇や、心情、

そして恋愛を正確に、

魅力的に書いているのが

この作品です。

 

彼女たちの抱える悩みには

リアリティがあって、

共感できるという方も

多いかもしれません。

 

しかし、この小説はただの

正確な描写の連続では終わらず、

より希望と教訓に

満ちたものになっています。

 

違う境遇の二人が

それぞれから様々なことを学び、

自分を見つめなおす。

 

その姿には、私たちの胸を

打つものがあり、

さらには私たちにも

自分を見つめなおす

きっかけを与えてくれるのです。

 

自分とは違う出自、

経歴の人と出会った時、

何かを考え学ぶという方は

決して多くはないでしょう。

 

中には嫌悪感や差別意識を

持つ人すらいます。

 

この物語が役にたつのは

若い方だけではなく、

今を生きる全ての人だと思います。

 

自分の生き方を

見つめなおすにあたって、

重要な示唆を与えてくれる

のがこの作品です。

 

 

 

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山内マリコ『あのこは貴族』 映画

 

『あのこは貴族』は、

2021年に映画化されます。

 

監督は『グッド・ストライプス』

などを手掛けた岨手由貴子さん、

華子役と美紀役は

どちらも人気女優の

門脇麦さんと水原希子さんです。

 

原作者の山内マリコさんは

「『グッド・ストライプス』を見たとき、シンパシーとともにものすごい才能を感じました。」

 

とおっしゃっています。

 

さらには一人のファンとして

映画を楽しみとも

述べられているので、

原作者と監督の関係性は

かなり良好なのではないでしょうか。

 

小説の映画化には、

原作者の映画に対する印象や意欲

なども重要で、

それらのせいで失敗した映画なども

少なくはないですが、

その点には心配はいらないようです。

 

また、作品の中心人物を

演じられるお二人は、

どちらも正に今をときめく

女優さんです。

 

原作を読んだ方はもちろん、

読んでいないかたも

とても楽しめる映画になると、

期待してもいいでしょう。

 

しかし、映画には小説と

違った良さがあります。

 

ぜひとも映画と小説の両方を

楽しんで、

それぞれの良さを味わって

ほしいですね。

 

 

 

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