銀色夏生『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』あらすじ感想!ありふれた日常にも発見が

 

今回ご紹介する一冊は、

銀色夏生(ぎんいろなつを)

『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』

です。

 

銀色夏生さんは

女性詩人・随筆・写真・作詞家です。

『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』

に書かれているイラストも

自ら手掛けています。

作品には「君のそばで会おう」「つれづれノート」

など150冊を超える著書と

作曲には一度は耳にしたことがある

「そして僕は途方に暮れる」です。

この大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」を

思い浮かべるとついついカップヌードル

が食べたくなるのは私だけではないはずです。

銀色夏生さんのように

ほぼ毎日仕事帰りにスーパーマーケットに

行き夕食の食材を買う私も

思わず共感してしまうのは

『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』

です。

同じ主婦として赤ちゃんをみればかわいいと感動し、

お店の前にいる犬をみて

飼い主を想像してみたりもします。

そんな何気ない日常における銀色夏生さんの

スーパーマーケット観察記を読んでいきます。

 

 

 

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 スーパーマーケットでみかける犬たち

 

スーパーマーケットでは
人生を考えさせられる。
人間とは。男とは。女とは。夫とは。妻とは。
老人とは。赤ん坊とは。犬とは。働くとは。
人の親切とは。生きるとは……。
これは、そんな、ありふれたようでいて、
日々、興味が尽きない
スーパーマーケットでの観察記です。

 

いつものようにぼんやりと

スーパーに行ってみると

建物の外に犬がつながれていることがあります。

ある日、コーギーがお腹をぺたんと

タイルの床につけて寝そべって

とてもリラックスした状態を目にし、

じっと見ているとそれに気づいたコーギーは

すぐに立ち姿になったので残念に思います。

それにしても、なんの不安もなく

買い物している間犬を外につないでおけるなんて

安全な国なのだと感心するとともに、

通り過ぎる人々も犬にいたずらすることもなく

そっと見守る姿に「日本国民大家族」感

を抱いてしまうほどです。

そうかと思うとかわいらしい

ダークグレーのチワワが

その小さな体で不安と緊張と興奮で

はちきれそうになりながらも吠えているのを

みながら心の中で合いの手を入れてしまう

著者の姿につい共感してしまいます

スーパーの前で不安そうにしている

2匹の犬に遭遇した時は飼い主が

仕事の話に夢中で連れてきた犬のことを

忘れているようでした。

彼らは待っているよと

声かけたくなるものです。

お腹すいているときに

それを理由に買いすぎてしまうこと

ありますよね。

そんな買い物帰りにぬいぐるみのような

犬に会ってしまうと今まで感じていた

罪悪感がなくなるときもありますよね。

 

 

 

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スーパーといえば子供連れ

 

そこにいるだけで癒されるのは

やはり赤ちゃんです。

でも買い物するお母さんにとっては

かわいいだけではありません。

ひとたび号泣してしまうと

スーパーという場所もあり汗が半端なくでて、

子供はかわいいけど泣くのは今じゃないよね?

とつい問いただしたくなります。

なんとも複雑な気持ち分かるので

安心して子育てしてほしいと

つい見守る自分がいます。

夕方の買い物はとても慌ただしくても、

ベビーカーのなかで右足を高々と上げて

手でつかもうとしたり、

気持ちのままにママを求めて泣いてみたりする

赤ちゃんの姿になぜか癒されるので

ついみてしまいます。

でもあんまり見つめていると

変な人に思われるかもしれない

ので気を付けてください。

とはいえ、ベビーカーに乗っている

2歳くらいの女の子が無邪気に

手を振っている姿を見ようものなら

心が温まってしまって自分の年齢も忘れて

最大限に手を振ってしまう

その気持ち分かります。

その分遅い時間にスーパーに行ったときに

赤ちゃんに遭遇しないとついさみしくなり、

かえって衝動買い率が上昇して買うつもりがなくても

買っていることもあるので気を付けてください。

なにげなく赤ちゃんの姿をみることで

知らぬまに心にストッパーが

かかっているのかもしれませんね。

 

 

 

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金銭感覚と罪悪感

 

スーパーで買い物して会計するときに

今日はお金がギリギリだったなと

思うことありますよね。

ここで作者の金銭感覚は

「おおざっぱ」であることが分かりました。

「おおざっぱ」といっても、

しっかり数か月暮らしていけるだけの

部屋代などがあれば安心してから

日々の生活費をまとめておろして

きんちゃく袋に入れるそうです。

そこから財布に移動していき、

そのきんちゃくが薄くなって来たら

また銀行におろしに行くという生活

をしているので月々の生活費を数えないで

確定申告時に昨年の収入を確認すると

いうのは庶民の私からするとうらやましい気もします。

スーパーで衝動買いしてその商品が

思惑より高くて後悔したことありませんか?

私も著者と似た経験をしたことがあります。

デパ地下や出張販売しているお店で

チーズなどを買って帰り、

思惑と違う味で少し高かったりすると

思いっきり損したような気持ちになります。

スーパーやデパ地下の試食は

とても魅力的で必要不可欠な存在です。

特に躊躇せず適度になれなれしい

試食員に勧められるとついつい

買ってしまうのでそういう販売員のいる

スーパーはきっと売り上げを

伸ばしているだろうと想像しちゃいます。

逆にクールな対応でお客のほうに

気を遣わせてしまうようでは

そのお店の成長にさえ疑問視してしまいます。

やはりスーパーマーケットも

一つの社会なので人生を

考えさせられる場だと実感します。

 

 

 

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