東野圭吾「電子書籍化解禁」記念!『容疑者Xの献身』の感想と映画版も

今年2020年に作家生活35周年を迎える東野圭吾さん。

私も好きな作家さんで、たくさんの作品を読ませて頂いています。

なんと!このたび、電子書籍化を特別解することになったそうです!

 

これまで、東野圭吾さんご自身は、

「町の書店で紙の本を買ってほしいという」という考えだったのですが、

現在の新型コロナウィルスによる外出自粛が続くという異常事態の中、

自宅で過ごすことが多くなった若者たちに向けて、

「たまには読書でも楽しんで」という気持ちをこめて実現したそうです。

 

今回の電子書籍化について、東野圭吾さんのコメントです。

「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を!
たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。
保証はできませんが」

 

これは嬉しいですね!!

良い機会なので、思う存分読書を楽しんじゃいましょう♪

ちなみに今回の電子書籍化はあくまで特別解禁とのことです。

『最初で最後かもしれない』ので、お見逃しなく!

 

 

電子書籍化する東野圭吾作品のラインナップはこちら↓(7作品限定です)

『容疑者Xの献身』(文藝春秋)
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(KADOKAWA)
『プラチナデータ』(幻冬舎)
『流星の絆』(講談社)
『ダイイング・アイ』(光文社)
『疾風ロンド』(実業之日本社)
『白夜行』(集英社)

 

 

今回は、天才物理学者・湯川学が活躍する《ガリレオシリーズ》の中の

「容疑者Xの献身」の原作と映画版の感想です!

 

 

 

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「容疑者Xの献身」あらすじ

 

 

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。

第134回直木賞受賞作。第6回本格ミステリ大賞受賞。2005年度の国内の主要ミステリランキング「本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい! 」「週刊文春ミステリベスト10」すべてにおいて1位獲得、エドガー賞(MWA主催)候補作にもなった。

 

 

天才物理学者・湯川学が活躍する《ガリレオシリーズ》は、

大人気シリーズです。

福山雅治さんの超絶カッコいい湯川学でドラマ化されましたね!

小説もドラマも面白いです。

この《ガリレオシリーズ》の中でも、「容疑者Xの献身」は

知名度もあって、最高傑作なのではないかと思います。

 

内容は天才数学者の石神が、

ある女性を救うために完全犯罪計画を実行するのですが、

あろうことか天才物理学者・湯川学が謎を解くことになるんです。

天才物理学者 VS 天才数学者! 天才同士の対決です!

 

 

 

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切なくてやりきれない思い

 

石神とは、かつて大学の同級生だった天才物理学者・湯川学がこの事件の

捜査をすることになります。

 

天才数学者VS天才物理学者です。

なんて皮肉な運命のいたずらなんでしょう!

 

事件のポイントは花岡靖子の完璧なアリバイ崩しでした。

湯川がかつての石神とは変化していると感じたのは、

石神が自身の老け込んだ容姿を見てこのように言ったことでした。

 

「それにしても湯川はいつまでも若々しいな。俺なんかとは大違いだ。髪もどっさりあるし」

 

 

湯川の知る石神は「容姿など絶対に気にする男ではなかった」からです。

花岡靖子への好意に気付きます。

 

この事件の結末は・・・

湯川学が事件を解決してスッキリ!という訳にはいかないです。

最後は『愛』を感じて、切なくて切なくて心がクッとなるような

やり切れない思いになりました!

湯川学自身もそう感じています。

とにかく言えるのは、石神も靖子も良い人なんです!!

捕まってほしくないと思ってしまうんです。

 

 

 

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映画版は役者が良すぎて大号泣!

 

原作が良くても映画化して映像になると、

「あれっ??」って思うことがたまにありますよね。

 

「容疑者Xの献身」映画化されていて、私も見ましたが、

とにかく役者さんの演技が素晴らしかったです!!

 

石神役は俳優の堤真一さんで、

花岡靖子役は女優の松雪泰子さんです。

 

原作と映画では大きな違いはありませんでしたが、

細かいセリフなどは少し違っていました。

 

映像化したら、より切なさが溢れてきて大号泣してしまいました。

堤真一さんの演技がもう最高に泣けましたね。

小説も映画もどちらもオススメです。

 

福山雅治 (出演), 柴咲コウ (出演), 西谷弘 (監督)

 

 

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