トム・ラス『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』要約と書評!

 

今回ご紹介する一冊は、

トム・ラス

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

新版 ストレングス・ファインダー2.0』

です。

「自己分析」をやったことはありますか?

就職活動の経験がある方なら、

その一貫として自分の強みや性格について

把握するようなワークを

やったことがあるかもしれません。

今回のストレングスファインダーも

「自己分析」のツールのひとつになります。

どんなものなのか、

実際にやってみて感じたことなど、

ご紹介していきます。

 

 

 

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ストレングスファインダーで自分の強みを知る

 

「才能を隠してはならない。それは、使うためにつくられたものだ。日陰に置かれた日時計にいったい何の意味があるだろう」(ベンジャミン・フランクリン)

「強みの活かし方」が資質ごとにわかる。待望の新版、ついに登場!
皆さんは毎日、自分の強みを使うチャンスがあるだろうか。おそらくないだろう。多くの場合、才能は未開発のままだ。ゆりかごから職場まで、私たちは強みを伸ばすよりも欠点を直すために多くの時間を割いている。
人が才能や強みなど「その人の良いところ」を見出すには、まず、それらについて自分自身やまわりの人たちに説明できるように「言語化」する必要がある。2001年に出版し、人々が持つ「34の資質」を明らかにした『さあ、才能に目覚めよう』は国内で累計50万部のベストセラーとなり、世界中で話題となった。あなたの強みを「見える化」してくれるツール〈ストレングス・ファインダー〉を使って「トップ5の資質」を発見した人の数はいまや数百万人に及ぶ。

新版となる本書では、「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」「どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか」といった「強みの活かし方」にフォーカスする。34の資質ひとつひとつについて、それぞれ10項目の〈行動アイデア〉と3項目の〈人の活かし方〉を解説する。資質や才能はダイヤモンドの原石であり、それを活かしてこそ、光り輝くダイヤモンド、すなわち強みとなる。

進化したウェブテストのアクセスコード付き!
さらには〈ストレングス・ファインダー〉も進化した。新しくなったウェブテスト〈ストレングス・ファインダー2.0〉では、結果として提供されるレポート群がよりあなたらしいものにカスタマイズされている。あなたの回答を膨大なデータベースと比較して「何があなたを際立たせているのか」を明らかにしている。本書には〈ストレングス・ファインダー2.0〉を実施するためのアクセスコードが記載されている。

 

 

「自己分析」と一言で言っても、

今は様々な種類の分析テスト方法があります。

その人がもともと持っている性格を分析するもの、

その人のこれまでの経験をふまえた

行動パターンなどいくつもあり、

分析できる内容が異なります。

その中でもストレングスファインダー

名前のとおり

「ストレングス」=「強み」=「資質」

について分析できるツールになります。

片付けなければならない仕事が目の前にあるとき。

今まで解決したことのないような問題に遭遇したとき。

見知らぬ人たちが集まって、

これからチームとして何かを成し遂げていくとき。

そういったときにどんな考え方で状況を

解決や達成の状態に持っていくか、

その思考パターンの分類と言えそうです。

あるいはシチュエーションや起きている問題

によって向いている、

向いていないの判断にも使えそうですし、

モチベーション的な側面でみればいわゆる

「やる気スイッチ」がどんなときに入るか、

という見方もできる分析内容となっています。

他の分析方法と異なる点としては、

タイプの数がかなり多いことが挙げられます。

だいたいの分析テストは結果が多くても

10数個の分類となっているのに対し、

ストレングスファインダーでは

34の分類があります。

また他の分析方法では結果がどれか1つに

決まることが多いのに対し、

ストレングスファインダーでは

複数のタイプがその人の結果として

挙がることが多いです。

34もの分類を組み合わせることで、

より細かく、より正確な分析結果

知ることができます。

 

 

 

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自分にない資質を知り補う

 

34の分類の中から

当てはまるものが分かる、

ストレングスファインダー

この書籍を購入すると実際にテストを

受けることができるので、やってみました。

結果は確かに「こういう傾向あるな、自分」

という感じです。

そして、結果を全体的に眺めてみると、

あることに気付きました。

何かというと

当てはまるものよりも当てはまらないもの

に注目すべきなのでは」ということ。

ストレングファインダーを確認することで、

自分が持ち合わせない資質を知ることができます。

これは自分理解だけでなく

他者理解にもつながるのではないでしょうか。

例えば、自分にはないタイプを

家族や恋人が持っていたとします。

自分の中では到底行きつかないような思考回路を、

相手はあたりまえのように

考えていたりすることでしょう。

そういうときに

「あの人の考えることは良くわからない」

と今までなら感じていたことでも

「あの人には○○という、

自分にはない資質があるから、

きっとそう考えたのだろう」

と理解することができるようになる。

ストレングスファインダーには

そんな使い方があるように思います。

 

 

 

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欠点を克服するより強みを伸ばそう

 

この本の冒頭には、

以下のようなことが書かれています。

「逆転劇は他人に喜ばれやすいエピソードだが、実際は欠点を克服するよりもすでに持っている才能を生かしたほうが成功までの道のりは近い。」

 

ストレングスファインダーでは

他人になくて自分にある長所

把握することもできるし、

逆に自分は苦手だけど他人は得意とするような

ジャンルを見つけることもできます。

自分が苦手とすることは無理にやろうとするのではなく、

それを得意とする誰かにお願いする。

そして自分は得意なことに集中する。

それが自分に与えられた「才能」を生かす、

ということなのでしょう。

自分の持つ資質として当てはまるのは

一つとは限らない。

むしろ当てはまるもののほうが多いかもしれない。

だけど必ず、当てはまらないものがあるはず。

ここを認識して、その人を仲間として迎え、

チームとして発展していく。

これがこの分析の1番の活用方法

なのではないかな、と思います。

 

 

 

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