今日ご紹介する一冊は、
「LOVE理論」という本です。
著者は水野敬也（みずのけいや）。
彼が書いた本で一番有名なのは、
「夢をかなえるゾウ」でしょうか。
この 「LOVE理論」は男性向け恋愛本です。
この本が人気だったためか、
女性向けの、
ドラマ化された『スパルタ婚活塾』
（ドラマは『私結婚出来ないんじゃなくて、しないんです』）
も出ていますね。
こちらもかなり面白かったです。
そしてこの「LOVE理論」ですが、
結論から言って滅茶苦茶面白い。
漫画ではたまにありますが、
電車で読んでいて吹き出しそうになった本
は久しぶりでした。
いえ、吹き出しそうになったというよりも
既に噴き出していましたが。。
マスクがあって助かったというところです。
男性に向けて、女性を落とすための如何を綴った
「LOVE理論」。
他とは一線を画す、唯一無二の恋愛本ですよ。
目次
読者をトム・クルーズよりモテる男に育てるのが本著の目的
女性からも「使える!」と絶賛された、男のための恋愛マニュアル。「義務教育に、恋愛を!」をモットーに、
恋愛に悩める老若男女を正しい恋愛へと導く熱血体育教師・水野愛也が独自に展開する恋愛理論、それが「LOVE理論」。
女が本当に求めている優しさを解説した「うわっつらKINDNESS理論」、出会いを増やすために知っておかなくてはならない
「日本代表理論」、そして、女の心と体の秘密を書いた「DK(ディープキス)心変わり理論」などなど、恋愛のあらゆる場面で
使える理論が満載。
「笑える!」のに「実際使える!」恋愛のノウハウを説いた実用書にも関わらず、最後は感動もあり、女性からも支持・絶賛。
金もない、顔も不細工。
そんな男性でも、
理想の女性を手に入れる方法があるのでしょうか。
筆者は言います、
どんな不細工な男でも、必ず方法はあると。
数多くの実践と、
その他恋愛本を読み漁り導き出した恋愛マニュアルが、
これでもかというくらい紹介されています。
何を隠そう、筆者自身も格好よくはなく、
何もモテる要素のない男性だったそうです。
決してイケメンではありません。
是非ネットで「水野敬也」と検索してみてください。
しかし、モテないからこそ、
いかにモテるかのこの本が出来たのです。
この世は、モテる男性とモテない男性、
どちらが多いのか。
圧倒的に後者でしょう。
すなわち、多くの男性を助ける救いの書なのです。
そして目指すはトム・クルーズ。
あのハリウッドスターのトム・クルーズです。
なぜトム・クルーズを目指すかの理由が
また滅茶苦茶面白いのですが、
これは是非読んでみてください。
男性は「デッド・カーム」という映画が
見たくなるでしょう。
加えて、水野敬也著の本の特徴かもしれませんが、
読者に上から目線で語り掛ける口調が
たまらなくハマってしまうんですよね。
『スパルタ婚活塾』もそうなのですが、
この『LOVE理論』でも初っ端から
「お前の顔面に強烈な一発を食らわせ、永遠に張り倒し続けるだろう」
と来ます。
まさに本当に授業を受けているような気になります。
数々の恋愛理論が滅茶苦茶面白い！
『LOVE理論』は大きく全７講で、
計28の恋愛理論を紹介しています。
この28の理論がどれも面白いのですが、
特に印象的だったものをいくつか紹介します。
まずは執着の分散理論。
モテない男性に共通するのは、
すなわち余裕がない、という事。
好きな女性の前でテンパってしまえば、
そりゃモテないですよね。
気持ち悪いですし。
なぜその好きな女性の前であせってしまうのか。
その女性があまりに魅力的だからか？
自分が緊張しいだからか。
答えは否！
その女性に執着しているからです。
一人の女性だけに執着すると、
心の余裕がなくなります。
この女性に振られれば、自分には退路がないのだと。
だからあせり、パニくり、そして挙句の果てには
その女性にキモイと思われる。
ではどうすればいいのかと言えば、
同時に何人もの女性を口説くのです。
そうすれば、「一人くらいいいか」という
心の余裕が生まれます。
その例えで出している写真が、かなり笑えます。
かなり笑えますが、
確かにその通りだという例えです。
是非見てくださいね。
次に、うわっつらKINDNESS理論。
女性の言う「優しい男性が好き」というのは、
外見よりも内面だという事でよく語られますが、
その女性の言う優しさとはすなわちうわっつらです。
「なんだやっぱり外見かよ」と悲観してはだめです。
うわっつらの優しさは、どんな不細工な男性でも
行動すれば示すことが出来るのです。
例えば、車道側を歩く、「綺麗だね」を連発する、
重い荷物を持つ、デザートをすすめるなどなど
計55の上っ面の優しさを示せる行動が記載されています。
先に寝ない、先に起きるなどつらいなぁと
思うものもありますが、
モテたいならやりましょう！
最後に、恋帯保証人理論。
計28の恋愛理論の終盤を担っているのが、
この恋帯保証人理論です。
様々な恋愛理論を講じたところで、
実行できなければ全く意味をなしません。
「行動に移せません」という読者からの手紙
を受け取って著者が導き出したのが恋帯保証人理論。
どのような理論かというと、
直接声をかけられないのであれば、
著者の水野敬也が考え出した手紙やメールの
定型文をそのままコピーして
渡してしまえばよいといったものです。
「すべての責任は、私にある」と
言ったのは松下幸之助ですが、まさにそれ。
失敗して女性に無視されれば、
それは全て水野敬也のせい。
世の男性が理想の女性を手に入れるために、
水野氏が自らを犠牲にした理論なのです。
そしてその定型文が７種類紹介されています。
全部笑えますが、笑えるという事は
すなわち気を引くという事。
実践できない人は、是非試してみては？
五反田で会おう！
本当に最後の最後まで面白い本でした。
そして非常に実践的。
この本の読者はほとんど男性かと思いますが、
女性にも見せて感想を聞いてみるのも面白いかもしれません。
「これ分かる！」という内容が多々出てくることでしょう。
この本のラストを飾るのが、
今時珍しい袋とじの章「戦場のメリークリスマス理論」です。
袋とじですので、内容はそこまで深く書きませんが、
クリスマスという男女の一大イベントを
如何に過ごすかが書かれています。
理想の女性を手に入れるのは、顔でもお金でもない、
誰にでも学べる恋愛のテクニックであるという事です。
恋愛本でありながら、
広く対人コミュニケーションにも
役立つ点がいっぱいですよ。
そして、仮にこの本を読んでもどうにもならなかった場合。
「五反田で会おう！」最後まで、
読んで頂ければ分かります。
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