今回ご紹介する一冊は、 下村 敦史(しもむら あつし) 著 『同姓同名』です。 2020年9月発行で、 もう重版されました。 それほど、世間の注目を 集めているという証拠ですね。 『同姓同名』は、数々の推理小説を 手掛ける下村敦史さん自らが 「勝負作」と意気込む最新作です。 下村さんは、2006年より 9年連...
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今回ご紹介する一冊は、 秋吉 理香子 著 『眠れる美女』です。 2017年に発表された 『ジゼル』の続編として 出版された作品です。 前作から登場人物や背景は 引き継いていますが、 前作を読んでいなくても 充分楽しめる作品となっています。 前作を読まれた方はもちろんのこと、 ミステリーものが好きな方、 バレエ作...
今回ご紹介する一冊は、 銀色夏生(ぎんいろ なつを) 著 『1日1個、川原にパンを拾いに行く。 つれづれノート38』です。 銀色夏生。 1990年代この人の詩集を 持っている女性を多く見かけました。 女子のバイブルといってもよいほど 女子の心を鷲掴みにした といっても過言ではないはずです。 この本の著者「銀色夏...
今回ご紹介する一冊は 宮本 輝(みやもと てる) 著 『灯台からの響き』 です。 太宰治賞、芥川賞をはじめ 様々な章を総なめにしてきた 宮本輝さんが、 地方紙連載として執筆した 人気作品です。 キャッチーというよりも 丁寧な描写を得意とする 著者の作品ということで、 秋の夜長にじっくり読むのに お勧めの作品です。...
今回ご紹介する一冊は ジェフリー・ディーヴァー 著 『ネヴァー・ゲーム』です。 父の教育や天性の才能によって、 「追跡」のプロとなった男 コルター・ショウ。 彼はその能力を活かして 懸賞金のかかった行方不明者や 逃走犯を見つけ出す 懸賞金ハンターとして 生計を立てていた。 ある日彼が追跡することにしたのは、 1...
今回ご紹介する一冊は、 青本 雪平(あおもと ゆきひら)著 『人鳥(ペンギン)クインテット』 です。 これはなかなか、 これまでにない感覚の小説です。 短編小説『ぼくのすきなせんせい』で、 第3回大藪春彦新人賞を受賞した、 今、大注目の作家・青本雪平氏の 長編デビュー作 『人鳥―ペンギン―クインテット』。 サス...
今回ご紹介する一冊は、 吉本ばなな 著 『吹上奇譚(ふきあげきたん) 第三話 ざしきわらし』 です。 実は私は、一話・二話を 読まずにいきなり 三話から突入したのですが、 やはり少しは前の知識を 頭に入れておいた方が 良いかと思いますので、 すべて読んでいる方には ただのおさらいになってしまうかも しれませんが、...
今回ご紹介する一冊は、 歌野 晶午(うたの しょうご) 著 『明日なき暴走』 です。 本書の著者である歌野晶午は 本格ミステリー作家の 島田荘司を師と仰ぎ、 同氏の新人発掘に値する 実力の持ち主です。 代表作である 『葉桜の季節に君を想うということ』 で初めて歌野ワールドに 触れましたが 圧倒的にやられました。 ...
今回ご紹介する一冊は、 ドン・ウィンズロウ 著 『壊れた世界の者たちよ』 です。 著者のドン・ウィンズロウは、 ニューヨーク出身。 数々の賞を受賞し高い評価を 受ける世界的ベストセラー作家です。 私立探偵、テロ対策トレーナー、 法律事務所のコンサルタントとして 働いた経験も持ちます。 主な著書には、『ストリー...
今回ご紹介する一冊は、 横関 大(よこぜき だい) 著 『ルパンの星』です。 横関大さんは小説家として 書き始めた時は純文学を 書いていたそうです。 けれどミステリー系の 短編小説を執筆すると そちらの評判の方が よかったのもあり ミステリーに転向したそうです。 その後、江戸川乱歩賞候補とへて 『再会のタイム...
今まさに社会現象ともなっている 『鬼滅の刃』! 今回は、 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ』 のご紹介をしていきます。 週刊ジャンプで連載が始まった中で、 累計9000万部突破。 最新22巻では、 週間32.6万部を売り上げ、 10月30日発表の最新 「オリコン週間コミックランキング」で、 4週連続となる...
今回ご紹介する一冊は、 松重 豊(まつしげ ゆたか) 著 『空洞のなかみ』です。 松重豊さんといえば、 渋い大人の雰囲気と 抜群の演技力が 魅力の俳優さんですね。 ドラマや映画に引っ張りだこで、 刑事役やちょっぴり怖めな役どころなど、 みなさんも出演作品を いくつか思い浮かべることが できると思います。 202...
今回ご紹介する一冊は、 横関大(よこぜき だい)著 『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』 です。 本書は推理小説で、 2020年には山田涼介主演で TBSによってドラマ化されています。 作者の横関大は何度か 最終選考まで残ったのち、 2010年に『再会』で 江戸川乱歩賞を受賞し デビューしました。 著書の中では他...
今回ご紹介する一冊は、 奥泉 光(おくいずみ ひかる)著 『死神の棋譜』です。 将棋を大きなテーマにして、 現実とファンタジーが交錯する ミステリー小説です。 奥泉光氏の作品で一番有名なのは 『「吾輩は猫である」殺人事件』 でしょうか。 それ以外だと、 特に目立った作品はありませんね。 奥泉氏は将棋の熱心な フ...
今回ご紹介する一冊は、 サイモン・ウィンチェスター 著 『博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話』 です。 この物語には二人の主役 (つまり「博士と狂人」)が 存在するのですが、 もう一つ影の主役とも言うべき存在が OED=オックスフォード英語大辞典です。 総ページ数16570ページ、 収録語414825、用...
今回ご紹介する一冊は、 深緑 野分(ふかみどり のわき) 著 『この本を盗む者は』です。 本好きの家系に生まれた 主人公の御倉深冬は 本が好きではありませんでした。 主人公の曾祖父が本の蒐集家であり、 評論家の人がいて、 家に図書館のような蔵書庫として 建物がある有名な家系です。 そして、そのご先祖様の蔵書で ...
今回ご紹介する一冊は、 東野圭吾 著 『マスカレード・ナイト』 です。 『マスカレード・ホテル』 『マスカレード・イブ』に続く、 シリーズ第三弾です。 2020年9月に文庫化されましたので、 これまでに読んだことのない方も 手に取りやすくなったと思います。 1作目は2019年に木村拓哉さんの 主演で映画化された...
今回ご紹介する一冊は、 村山 由佳 著 『風よ あらしよ』です。 もうこの表紙。 燃えるような赤いバックに、 勢いのある金文字で 『風よ あらしよ』のタイトル。 紙面いっぱいに描かれた 墨絵の女性の顔は、 憂いの表情にも挑発しているようにも 見えます。 この女性こそが、 明治~大正を生きたアナキスト、 婦人解放...
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