国内作家 【書評】垣根涼介『信長の原理』文庫化(角川)!あらすじと感想・直木賞候補作品 今回ご紹介する一冊は、 垣根 涼介(かきね りょうすけ) 著 『信長の原理』です。 織田信長の幼少期から 最期を迎える本能寺の変まで、 信長の思考や心情など、 いわゆる信長を形成している 「原理」にフォーカスして ストーリーが展開していく 新感覚の歴史小説です。 幼少時代に発見した蟻の奇妙な 法則をずっと忘れるこ... 2020年11月1日
国内作家 【感想】凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ(中央公論新社)』あらすじと書評!新刊おすすめ本 今回ご紹介する一冊は、 凪良ゆう 著 『滅びの前のシャングリラ』です。 凪良さんは漫画家を 目指されていたそうで、 作家デビュー当初はBL作品を 中心に執筆活動をしておられました。 2017年に刊行の 『神さまのビオトープ』では、 それまでとは異なる作風で 高い評価を得ました。 2020年に『流浪の月』で 本屋... 2020年10月31日
国内作家 【書評】松田賢弥『したたか総理大臣菅義偉の野望と人生』本の感想とあらすじ!生い立ちから 今回ご紹介する一冊は、 松田 賢弥(まつだ けんや)著 『したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生』 です。 9月に総理大臣になった 菅義偉総理は 「動くときは一気呵成に、かつ徹底的に-」 をスローガンに動く人のようです。 彼の好きな言葉には 「意志あれば道あり」とあり、 松田賢弥著のこの本では 菅義偉総理はいかな... 2020年10月31日
国内作家 馳星周『雨降る森の犬(集英社文庫)』あらすじと感想!直木賞受賞後の初文庫 今回ご紹介する一冊は、 馳星周 著 『雨降る森の犬』です。 この小説は同じく馳星周の 『ソウルメイト』のように、 犬と人との絆を描いた小説で、 変わり者の犬ワルテルと 一人の女子中学生の交わり を描いています。 馳星周は『少年と犬』で 2020年に第163回直木賞を受賞するなど、 犬と人間の絆を書くことに定評のあ... 2020年10月30日
国内作家 斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』感想とあらすじ!(早川書房) 今回ご紹介する一冊は、 斜線堂 有紀(しゃせんどう ゆうき)著 『楽園とは探偵の不在なり』 です。 ミステリファンなら 皆さんご存知でしょうが、 ノックスの十戒と 呼ばれるものがあります。 これは英国のミステリ作家 ロナルド・A・ノックス氏が発表した、 本格ミステリに於いて 守られるべきルールのことです。 冗談... 2020年10月30日
国内作家 『三度目の恋(中央公論新社)』感想とあらすじ!川上弘美おすすめ新刊小説 今回ご紹介する一冊は、 川上弘美 著 『三度目の恋』です。 芥川賞、紫式部文学賞をはじめ 様々な章を受賞してきた著者、 川上弘美さんの最新作です。 平安時代の歌物語『伊勢物語』を 題材にして描かれており、 川上さんのファンだけでなく 歴史好きな方にも 触れてほしい作品です。 川上弘美『三度目の恋』 歴... 2020年10月29日
海外作家 【書評】『ストーンサークルの殺人』感想とあらすじ!MWクレイヴン著でゴールドダガー賞 今回ご紹介する一冊は、 M W クレイヴン 著 『ストーンサークルの殺人』 です。 2019年に 英国推理作家協会賞最優秀賞長編賞 ゴールドダガー賞を受賞しています。 ゴールドダガー賞は 英国推理作家協会が 主催するCWA賞の部門の中の ひとつの賞です。 その年にイギリスで出版された 推理相小説かを英国推理協会... 2020年10月29日
国内作家 【書評】北大路公子『ハッピーライフ』あらすじと感想!新刊おすすめ 今回ご紹介する一冊は、 北大路公子(きたおおじ きみこ) 著 『ハッピーライフ』 です。 北大路公子さんと言えば 『生きていてもいいかしら日記』 『頭の中身が漏れ出る日々』 『私のことはほっといてください』 などのエッセイが印象的です。 この『ハッピーライフ』は エッセイからも読み取れる 北大路公子さんの想像力が... 2020年10月28日
国内作家 【感想】桐野夏生『日没』あらすじと感想!結末で得られるもの 今回ご紹介する一冊は、 桐野夏生(きりの なつお) 著 『日没』です。 桐野夏生と言えば、 女性ハードボイルド小説の 草分け的な存在と言えます。 『顔に降りかかる雨』で 江戸川乱歩賞を受賞すると、 1998年に『OUT』を発表。 それが爆発的ヒットとなり、 人気作家の仲間入りを果たすのです。 桐野作品の特徴と... 2020年10月27日
ライトノベル 【感想】秋『魔王学院の不適合者』小説あらすじと書評!「小説家になろう」で3700万PV 今回ご紹介する一冊は、 秋(しゅう) 著 『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』 です。 今作はWEB小説投稿サイト 「小説家になろう」で 連載されていた作品を 2018年3月に電撃文庫から 刊行された作品です。 著者の秋さんのデビュー作 でもあります。 2020年7月に... 2020年10月27日
海外作家 【書評】リーチャイルド『葬られた勲章』あらすじと感想!人気シリーズ13作目 今回ご紹介する一冊は、 リー・チャイルド 著 『葬られた勲章』です。 主人公のジャック・リーチャーは 頭の中で11の項目を復唱していた。 場違いな服装、前方に固定された視線、 祈りのつぶやき、、、。 そして、目の前にいる、 その全ての特徴を備える女から 目を離す事ができなくなっていた。 なぜなら、それは自爆テロ... 2020年10月27日
国内作家 『森は知っている』映画&ドラマ化原作あらすじと感想!吉田修一おすすめシリーズ 今回ご紹介する一冊は、 吉田 修一 著 『森は知っている』です。 シリーズ3部作のうちの1作目、 主人公たちがまだ17歳のころ を描いた作品です。 藤原竜也さん・竹内涼真さん出演 で映画化が決まっており、 WOWOWで連続ドラマ化も されました。 いま大きく注目されている 作品となっています。 吉田修... 2020年10月26日
国内作家 【書評】朝井リョウ『スター』あらすじと感想!作家デビュー10周年記念作品 今回ご紹介する一冊は、 朝井 リョウ著 『スター』です。 誰もが耳にしたら 忘れがたいタイトルであった 『桐島、部活やめるってよ』は 映画化もされました。 著者である朝井リョウ氏は 平成生まれ初の直木賞受賞者 としても知られるところです。 今回紹介させていただく 『スター』は朝井氏の 作家デビュー10周年記念作... 2020年10月25日
国内作家 【書評】落合恵子『明るい覚悟 こんな時代に』あらすじと感想!作者の現在 今回ご紹介する一冊は、 落合恵子 著 『明るい覚悟 こんな時代に』 です。 もちろん作家ではありますが、 大学卒業後に就職したのは放送局で、 アナウンサーとしての ご活躍もさることながら、 他にもいろいろな肩書 を持つ落合恵子さん。 その一つに、 1976年から手掛けている 児童書籍専門店「クレヨンハウス」 の主... 2020年10月24日
国内作家 書評『メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平』あらすじと感想!波多野聖著 今回ご紹介する一冊は、 波多野 聖(はたの しょう) 著 『メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平』 です。 かつて出版された 『メガバンク最終決戦』に 加筆修正を加え、 新たに販売された作品ですね。 作者は波多野聖。 本作に続き、 『メガバンク絶体絶命』 『メガバンク最後通牒』 に続いていく第一歩の作品 であり... 2020年10月23日
国内作家 【書評】佐藤亜紀『天使・雲雀』あらすじと感想!おすすめSF歴史小説 今回ご紹介する一冊は、 佐藤 亜紀 著 『天使・雲雀(てんし・ひばり)』です。 SF歴史小説です。 元々は『天使』と『雲雀』 という別々の本でしたが、 好評を受けて2020年に 1冊の文庫本として発売されました。 このうち『天使』は 第53回芸術選奨新人賞を 受賞するなど、 芸術的な評価も高い作品で、 『雲雀』は... 2020年10月22日
国内作家 阿部智里『烏百花 蛍の章(文春文庫)』感想とあらすじ!八咫烏新刊本 今回ご紹介する一冊は、 阿部智里(あべ ちさと)著 『烏百花 蛍の章』です。 この作品は累計150万部の 大ヒットファンタジー 「八咫烏シリーズ」の外伝集。 八咫烏とは日本神話にも 登場する三本足の伝説の烏で、 このシリーズは人間の姿に 変身することが出来る 八咫烏の一族が、 異世界・山内を縦横無尽に 飛びまわる... 2020年10月21日
国内作家 (書評)石田衣良『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16』新刊あらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 石田 衣良(いしだ いら) 著 『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXVI』 です。 ドラマ化、映画化もされている 大人気シリーズの新作です。 作品のファンも多く、 多くの方に読まれ続けています。 今までIWGPシリーズに 触れたことがある方も、 今回が初めての方も、 楽しく読... 2020年10月20日