今回ご紹介する一冊は、 川上 未映子 著 『夏物語』です。 この物語には、人が生まれて生きて、そしていなくなることの、すべてがある。 『夏物語』は、 『乳と卵』で 第138回芥川賞を受賞し、 ミュージシャンとしても 活動していた 川上未映子の一作です。 2020年には本屋大賞で第7位 になり、 十数か国以上で翻...
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青山美智子『木曜日にはココアを (宝島社文庫)』感想とあらすじ!表紙のミニチュアアートも素敵2020年8月16日
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又吉直樹『劇場』文庫版あらすじと感想!映画も「モデルが作者本人に重なる」2020年7月21日
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アレン・スティール『キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー)』感想!2020年6月26日
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ジョージ・オーウェル『一九八四年 新訳版(ハヤカワepi文庫)』あらすじと感想!映画版も2020年7月16日
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海堂尊『コロナ黙示録(宝島社)』感想とあらすじ!【世界初の新型コロナウイルス小説】2020年8月15日
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【書評】佐藤亜紀『天使・雲雀』あらすじと感想!おすすめSF歴史小説2020年10月22日
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新型コロナ関連書籍の書評13選まとめ【2020年版】「コロナと新しい日常をどう生きるか」2020年7月19日
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連城三紀彦『運命の八分休符』感想!ミステリマニア必読の隠れた傑作がここに甦る2020年6月11日
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畠中恵(はたけなかめぐみ) 『しゃばけ』 ~あやかしとともに江戸を楽しむ~ 畠中恵(はたけなかめぐみ)氏は1959年生まれ、 漫画家としてデビューし 2001年には「しゃばけ」が 日本ファンタジーノベル大賞で優秀賞を受賞しました。 それから「しゃばけシリーズ」として 現在でも新刊が発売され人気シリーズとなっています...
普段何気なく使っている日本語に、 面白い成り立ちの歴史や、 実は間違った使い方だったなんて いうことはよくあることです。 『悩ましい国語辞典』の著者 神永暁(かみながさとる)氏は、 36年間辞書一筋。 『日本国語大辞典』という 日本最大の国語辞典の編集にも加わった、 言わば日本語のプロです。 言葉は生き物であって、変...
今回ご紹介する一冊は、 五木 寛之(いつき ひろゆき)著 『大河の一滴』です。 「青春の門」 「生きるためのヒント」 「親鸞」など 五木寛之氏の著書はたくさんあり、 賞も受賞されています。 五木氏は1932年福岡生まれ、 戦争、引きあげを 体験されているおひとりです。 本書は大ロングセラーになっていて 今でも読...
多和田葉子さんの『献灯使(けんとうし)』は、 震災を経た近未来の日本が舞台のディストピア小説です。 本作は、2018年に全米図書賞の翻訳文学部門を受賞しました。 ニュースでも取り上げられていたので、 記憶している方もいるのではないでしょうか。 「献灯使」では、 老人が100歳を過ぎても健康な一方、 子どもは学校に通う...
『FACTFULLNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 この本は特別な本です。 世界100万部の超ベストセラーであることも、 ビル・ゲイツやオバマ大統領が大絶賛したことも、 最後まで読み進めれば納得の1冊でした。 著者はハンス・ロスリングと、 その息子オーラ、そ...
社会現象を 巻き起こすほど 人気大爆発中の 週刊少年ジャンプ連載漫画 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生の 『鬼滅の刃』 その『鬼滅の刃』の 小説版第2弾です! スピンオフ小説として、 『片羽の蝶(かたはのちょう)』 をご紹介していきます。 鬼に両親を殺された幼いカナエとしのぶを助けた悲鳴嶼。 鬼殺隊に入り、両...
社会現象を巻き起こすほど 人気大爆発中の 週刊少年ジャンプ連載漫画 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) 先生の 『鬼滅の刃』 その『鬼滅の刃』が 初小説(ノベライズ)と なりました! 小説版では、 マンガ版では 描かれなかったキャラの 意外な一面や 隠された過去などが 楽しめます。 今回は、『鬼滅の刃』の スピンオ...
小松左京といえば、 日本SF界の巨匠とも言うべき存在で、 2011年に亡くなるまで、 数多くの作品を世に送りだしてきました。 そんな彼の『日本沈没』にならぶ 代表作がこの『復活の日』です。 2020年の初頭から、 新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るい、 世界規模で大きな影響を与えました。 この作品はそんな世界的...
みなさんは、ルシア・ベルリンという作家をご存知でしょうか。 ルシア・ベルリンは、レイモンド・カーヴァーなど、 多くの作家に影響を与えましたが、 生前は一部の作家に知られるだけでした。 2015年に「A Manual for Cleaning Women」が出版され、 ふたたび脚光を浴びることとなります。 日本では「掃...
東野圭吾氏といえば、 誰もが一度は耳にしたことがある小説を世に出している人気作家です。 「容疑者Xの献身」「新参者」「マスカレードホテル」 「白夜行」など映画化やドラマ化もされています。 有名俳優も多数出演していて人気シリーズになっているものもありますよね。 東野作品は完璧に組み立てられた推理物が多い印象ですが 「ナ...
岸見一郎・古賀史健著の 『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、 2013年12月に店頭に並び始めましたが、2020年5月現在、 今だその人気は衰えていません。 本屋でも、目立つ所に配置されていますね。 それだけその本の内容が、多くの人の心を打つことになっているのでしょう。 正直、多くの人が読んでい...
『medium 霊媒探偵城塚翡翠(メディウム れいばいたんてい じょうづかひすい)』は、 『このミステリーがすごい!』や 『本格ミステリ・ベスト10』で堂々の一位に輝いた、 人気作家相沢沙呼(あいざわさこ)の作品です。 単行本の帯には、綾辻行人や有栖川有栖をはじめとして、 名だたる推理作家たちの絶賛の言葉が並んでいま...
「高慢と偏見」はイギリスの作家、 ジェーン・オースティン作の長編小説です。 ドラマ化や映画化もされているので、 タイトルに聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。 主人公はベネット家の次女・エリザベスです。 読書が好きな才女で、笑うことも大好き。 あるとき、大地主で容姿端麗のダーシーという男性と知り合いますが、 ...
2019年、 『ベルリンは晴れているか』で 第160回直木三十五賞候補、 2019年本屋大賞第3位に輝いた、 ミステリー作家・ 深緑野分(ふかみどりのわき)の 2016年の作品 「戦場のコックたち」を ご紹介します。 この作品は アメリカ陸軍のコックで 主人公のティムが 第二次世界大戦の ノルマンディー上陸作戦に...
黒川博行氏の作品は、作中で交わされるテンポのよい関西弁も相まって、 他長編作品と比べてスラスラ読めてしまうから不思議です。 疫病神シリーズもいいですが、後妻業のようなより身近に潜む犯罪を主題に 書いてくれる点も、よりその世界に没頭する事を助けてくれます。 映画化と2019年1月22日から同年3月19日までテレビドラマ化...
著者の七月隆文(ななつき たかふみ)は、 大阪府生まれ、「Astral」(電撃文庫)でデビューしました。 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)が 10代から20代の口コミで大ヒットし、人気作家となった方です。 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、累計100万部を超え、 福士蒼汰主演で映画化もされていま...
「花の下」「春」「死」の言葉を本のタイトルに推理小説家が用いた本を見ると、 推理小説が好きな人は誰でも、どんな事件が起きるのか思わず手に取ってみたくなります。 そんな気になる言葉を使う作家「北村 鴻(きたもり こう)」氏は1961年に山口県で生まれました。 1995年に「狂乱廿四考」でデビュー、 「花の下で春死なむ」で...
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