今回ご紹介する一冊は、
吾峠 呼世晴（ごとうげ こよはる） 著
『鬼滅の刃 風の道しるべ』
です。
小説版の第3弾にあたります。
原作とは違い、
小説にしている
作者さんの成長が
うかがえる作品だったな
と感じました。
キメツ学園の話も引き続き
載っていて面白いです。
この怪談の話は
17巻の巻末にある
生物室の壺（玉壺）と
廊下を這いずる老人（半天狗）
からきている話
だと思います。
漫画ではほとんど出てこない
胡蝶カナエも出てきます。
カナエと実弥が話します。
これまでにも2冊の作品を
書いてこられましたが、
やはり漫画で読んで
みたいような話
もありましたが、
今作も満足できる一冊です。
目次
吾峠呼世晴『鬼滅の刃 風の道しるべ』見どころ
日輪刀の存在も鬼殺隊の存在も知らず、ただ鬼を殺すことだけに己のすべてを賭す、少年時代の実弥は、鬼殺隊隊士・粂野匡近と出会ったことにより鬼殺隊へ導かれる。明るく屈託のない匡近に次第に心を開いていった実弥は、匡近と切磋琢磨しながら「柱」を目指すことに。あるとき、某屋敷のそばで次々と人が消え始める事件が発生。その調査に向かった二人だったが、そこに現れたのは強敵・下弦の壱の鬼だった！ 他にも、無一郎が小鉄と一緒に縁壱零式の修理をしたり、伊之助とカナヲの友情秘話、さらに鋼鐵塚のお見合い話も収録！ 「キメツ学園」では、先生たちが話題の怪談を調査する！？
では、
今作の見どころを
ご紹介していきます。
今作の目玉はやっぱり、
風柱 不死川実弥の過去
の話ではないでしょうか。
原作の漫画19巻でも
実弥の過去について
触れていますが、
今回はより深く
実弥にスポットを
当てたお話となっています。
では、今作を読むにあたり
必要な不死川実弥の
過去の話を説明します。
原作漫画では19巻
にあたりますが、
まだ読んでない方は
ネタバレに
なるかもしれないので
ご注意下さい。
不死川兄弟（実弥と玄弥）が
子供の頃のある夜、
お母さんが鬼に
なってしまいました。
兄である実弥は
玄弥と兄弟達を守るために
鬼となった母親を
殺してしまいました。
殺される瞬間を
弟の玄弥は
目撃してしまいます。
それからは兄が母を殺したと
思ってしまいます。
それから実弥は一人、
玄弥を置いて
鬼狩りを続けました。
しばらくして自分の血が
稀血と呼ばれる
特殊なものだと
いうことに気付きました。
ある時、匡近という
鬼殺隊員に出会い、
鬼殺隊や鬼のことを知り
鬼殺隊になりました。
匡近は実弥の兄弟子になり、
鬼殺隊へと修行を
重ねていく話です。
吾峠呼世晴『鬼滅の刃 風の道しるべ』風柱 不死川実弥の魅力
風柱 不死川実弥の魅力を
紹介していきます。
私ははじめ、
実弥はとても乱暴で
嫌な人だなと
思っていました。
漫画では柱合会議
（柱達とお館様の会議）で
炭治郎と禰津子に
乱暴をしたところでは
印象は最悪でした。
ですが、
物語が進んでいくうちに、
実弥は不器用だけど
いい所もあるんだ
ということが
分かってきます。
弟の玄弥に対しても暴言を
言っていることが
多かったですが、
それも実は弟の玄弥には
鬼殺隊にはならずに
幸せに暮らしてほしい、
という思いが
あったからでした。
また、水柱の冨岡義勇さんは
実弥と仲良くなりたい
と思っているみたいで
義勇さんとの絡みも
好きです。
総合すると、
不器用だけど弟思いのいい
お兄ちゃんなんだな
と思いました。
吾峠呼世晴『鬼滅の刃 風の道しるべ』無一郎と小鉄のお話
この話は霞柱の時透無一郎と
刀鍛冶の里でのお話です。
原作の漫画だと、
12巻の話になります。
小鉄くんの先祖が作った
戦闘用絡繰人形縁壱零式という
百八つの動きができる
戦闘訓練人形を
無一郎は小鉄くんから
無理矢理使うための
鍵を奪い使いました。
300年以上前のものなので、
無一郎が使った後に、
炭治郎も訓練したら
壊れてしまいました。
刀鍛冶の里が玉壺と
半天狗の襲撃で
壊滅したことにより、
新しい場所に引っ越しを
することになりました。
そして、壊れてしまった
絡繰人形を2日で直すこと
になる話です。
その絡繰人形を無一郎と
小鉄くんが直す話です。
回想が多い話でしたが、
振り返りと話を
思い出すにはよかった
と思います。
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