今回ご紹介する一冊は、 原田マハ 著 『アノニム』です。 『アノニム』は、 ジャクソン・ポロック の幻の絵画「ナンバーゼロ」 を巡って、 怪盗団が大活躍する話 になります。 物語の中心は怪盗団の活躍と アーティスト志望の高校生で、 一見何も関係ない様な両者 が混じり合い、 物語が進行していきます。 『アノニム』...
国内作家
国内作家の記事一覧
今回ご紹介する一冊は、 田辺 聖子(たなべ せいこ) 著 『ジョゼと虎と魚たち』 です。 田辺聖子は大阪府生まれの 小説家です。 テレビなどで見たことのある方は、 愛嬌のある独特の存在に 引き込まれたことが あるかもしれません。 恋愛小説を中心に 作家として活動され、 芥川賞や多くの文学賞を 受賞されています。...
今回ご紹介する一冊は、 柚月 裕子(ゆづき ゆうこ) 著 『凶犬の眼』です。 どうして手に取って 読み始めたのかは 全く覚えていませんが 活字に吸い寄せられるように 読み進めたことを覚えています。 以来著者柚月裕子さんの作品を 読み倒していますが やっぱり個人的に このシリーズが好きです。 『孤狼の血』も『凶...
今回ご紹介する一冊は、 賽助(さいすけ) 著 『君と夏が、鉄塔の上』です。 夏になると「ひと夏の〇〇」 という言葉がよく聞かれます。 本書はちょっと変わった 中学生たちの 「ひと夏の青春」を 描いた物語です。 2020年の夏は、 例年ほど特別な夏を 過ごせていない方が多いと思います。 ぜひ本書を読んで、 爽や...
今回ご紹介する一冊は、 原田マハ 著 『さいはての彼女』です。 本作は、4人の女性たちの 人生を切り取った短編集です。 彼女たちの共通点は、 みんな「頑張りすぎている」 デキる女性たちだということです。 必死に頑張りすぎて、 周りが見えなくなっていた! 気づけば心も体も ガチガチに固まっていた! きっと頑...
今回ご紹介する一冊は、 山内マリコ 著 『あのこは貴族』です。 恋愛小説です。 2015年に小説すばるで連載され、 2016年に集英社文庫から 刊行されましたが、 2021年に映画化作品が 放映されることが決定し、 人気が再燃しています。 この作品の主人公は 日本の富裕層の中でも 上位に位置する、 超裕福な家庭で...
今回ご紹介する一冊は、 近藤史恵 著 『マカロンはマカロン ビストロ・パ・マル・シリーズ』 です。 近藤史恵さんは 推理作家で小説家です。 この『マカロンはマカロン』は 前の作品『タルト・タタンの夢』を 読むとより楽しく 読める作品です。 『タルト・タタンの夢』では 主人公達の特徴どんなお店 なのかも書かれてい...
今回ご紹介する一冊は、 青山美智子 著 『木曜日にはココアを』 です。 あの読書メーターで 「読みたい本ランキング文庫部門第1位」 に輝いたこちら 『木曜日にはココアを』。 これは納得です。 コロナ禍という今を 象徴したような結果では ないでしょうか。 作者の青山美智子さんは、 大学卒業後、 オーストラリアは...
今回ご紹介する一冊は、 村田沙耶香 著 『生命式』です。 この本は村田沙耶香氏が ご自身で選ばれた 傑作短編12本の短編集です。 葬式の代わりとして、 死者の肉を食べて 性行為を行い命を授かる「生命式」、 死者の肉体から鞄などを作る 「素敵な素材」、 奇怪な食物が目白押しな 「素晴らしい食卓」、 高齢な女性二...
今回ご紹介する一冊は、 柚木 麻子(ゆずき あさこ)著 『BUTTER』です。 作者である柚木麻子さんは オール読物新人賞から 広く読者に共感されなければ 受賞できない 山本周五郎賞を得て 活躍する作家です。 『BUTTER』はもちろんですが、 『ナイルパーチの女子会』など どこか女の園の香りが 漂っていると感じ...
今回ご紹介する一冊は、 恩田陸 著 『スキマワラシ』です。 誰でも記憶にある、 思い違いのようなこと ってありますよね。 この本では、 「誰もがその子を「見た」と言う。」 というような、 過去にいたようで、 思い出せない、 そんな少女をめぐる ミステリー小説です。 不思議な能力を持った 主人公「散多」と、 ...
今回ご紹介する一冊は、 海堂 尊(かいどう たける)著 『コロナ黙示録』です。 「現実の世界と小説の 世界が分からなくなる。」 一言で表現すると そのような小説でした。 『チーム・バチスタの栄光』 で2006年にデビューし、 そのシリーズで 第4回『このミステリーがすごい!』 大賞を受賞、 そして同シリーズは...
8月。 毎年この時期になると、 思い出します。 「戦争」のことを。 最近では、 戦争の悲惨さや残酷さを 身をもって体験して、 後世に語り継いでいる方が 少なくなってきています。 ただ、 「戦争」を体験していない 私たちのような世代でも 知っておくべきことだと思います。 そして、コロナ禍で 最近多くなってきている...
今回ご紹介する一冊は、 平山 夢明(ひらやま ゆめあき)著 『他人事』です。 この作者で現在一番有名な作品は 『ダイナー』ではないか と思います。 殺し屋の集まるレストランが 舞台のストーリーで、 映画化もされましたね。 とは言っても、 そこまでメジャーな小説家 ではないと思い 手に取ってしまったこの一冊ですが...
今回ご紹介する一冊は、 又吉直樹 著 『東京百景』です。 又吉直樹さん、 と聞いたら、 もうご存知のお笑い芸人 兼作家の又吉直樹さん しか思いつきませんね。 その彼が書いたこの本は 100篇の「東京」に まつわるエッセイです。 いろんな土地の名前が 載っているので、 東京在住のあなたは 「知ってる!」 と驚く...
今回ご紹介する一冊は、 青羽 悠(あおば ゆう) 著 『凪に溺れる』です。 現役の京大生でもある青羽さんは、 まだ20才という若さです。 2016年に 『星に願いを、そして手を。』 で作家デビュー。 小説すばる新人賞を 史上最年少で受賞されています。 本作『凪に溺れる』は、 王様のブランチの ブックコーナーで紹...
今回ご紹介する一冊は、 森見 登美彦 著 『四畳半タイムマシンブルース』 です。 京都を舞台にした多くの作品で 有名な森見登美彦さんの 最新作になります。 『サマータイムマシン・ブルース』 という上田誠さんの作品を ベースに、 以前書かれた作品である 森見登美彦さんの 『四畳半神話大系』の世界観で 話が描かれてい...
今回ご紹介する一冊は、 原田マハ 著 『翼をください』です。 みずみずしい描写に 定評のある著者、 原田マハさんの2作目と なった作品です。 時は第二次世界大戦前、 「空はひとつ」という メッセージを背負った ストーリーは、 ちょうど8月に読むのに ピッタリの作品と言えそうです。 原田マハ『翼をください...
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