今回ご紹介する一冊は、
松田 朱夏 著
吾峠 呼世晴 著
『鬼滅の刃 ノベライズ
~炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編~』
です。
漫画の原作を
小説化した作品です。
原作を知ったうえで
読みましたが、
心理描写や状況描写が忠実に、
そして、漫画のリズムを失う
ことなく描かれています。
挿絵として原作の絵が
載っているので思い出しながら
読むことができました。
原作では4巻の
はじめぐらいまで
の内容になっています。
目次
『鬼滅の刃 ノベライズ ~炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編~』「鬼滅の刃」の魅力
超人気コミック『鬼滅の刃』、待望のノベライズ!
時は大正。炭を売って暮らす心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。
かろうじて生きていた妹・禰豆子は「鬼」に変わってしまっていた。
妹を人間に戻し、家族を殺した鬼をうつため、炭治郎は"鬼狩り"の道に進むことを心に決めるが―!?
鬼滅の刃は原作が
完結した現在でも
大人気作品として、
ノベライズや番外編の
小説などが出ています。
そんな鬼滅の刃を
より多くの人に
読んでもらいたいと思い、
鬼滅の刃の魅力を
ご紹介していきます。
鬼滅の刃の魅力は
なんと言っても
キャラクターです。
たくさんのキャラクターが
個性豊かに描かれています。
主人公の炭治郎は真面目で
頼れるお兄ちゃん。
作中でも、
長男だから頑張れた、
と言っています。
どんな敵と出会おうとも
自分を鼓舞して
兄弟で唯一生き残った
妹の禰津子を守るために
鬼殺隊になるための訓練も
頑張っていました。
水の呼吸を使います。
鼻がとてもいいです。
戦いの中でも匂いで
敵の攻撃を察知します。
そして、鬼殺隊仲間の善逸。
善逸は自分のことを弱いと
考えていますが、
気絶することで
滅茶苦茶強くなります。
しかし、雷の呼吸で
一つの型しか使えません。
鬼が出ると叫びまくって
うるさいです。
いつも炭治郎を困らせています。
善逸は耳がとてもよく、
人の発する音で鬼かどうか、
嘘か誠かを見極めます。
もう一人、鬼殺隊仲間の伊之助。
頭にイノシシの頭を被り、
上半身が裸です。
山でイノシシに
育てられたらしく
野人という感じです。
野生の勘で鬼と戦います。
獣の呼吸を使います。
伊之助は野生の勘が鋭いです。
戦闘中もとても役立ちます。
そして、鬼にも完全に
悪いわけではなく、
それぞれに辛い過去や
悲しい過去を
背負って鬼になった
というところです。
人を食べるのは
悪いことですが、
炭治郎はそんな可哀そう
な鬼にも
しっかりと優しい心で
向き合っています。
完全に敵の鬼が悪い
というわけではない、
しっかりと理由が
あるところも
人気となった理由では
ないでしょうか。
『鬼滅の刃 ノベライズ ~炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編~』小説版の良さ
小説版を読んでいて、
原作の漫画とは違う良さが
あるなと思いました。
それは小説ならではのもので
状況を事細かに描き、
登場人物の内面もしっかりと
表現されています。
原作を読んでいるので
もう知っている内容でしたが
そういった点がよかったです。
毬の鬼・朱紗丸と
目の鬼矢・琶羽、
鼓の鬼・響凱が出てきますが、
どんなことを考えていたのか
が分かります。
漫画のテンポを失わないように
漫画のセリフをそのまま
持ってきているところ
もありました。
258ページあり、
原作では3巻分と少しの話が
小説になっているので、
この一冊でかなり読み応え
があります。
この続きも小説でどのように
描かれていくのか楽しみです。
『鬼滅の刃 ノベライズ ~炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編~』好きなキャラクター
私は響凱との戦いで出てくる、
伊之助というキャラクター
が好きです。
イノシシの頭を被り、
上半身が裸のなかなか強烈な
キャラクターです。
伊之助は獣の呼吸を使います。
炭治郎の水の呼吸や
善逸の雷の呼吸とは
違う我流の呼吸です。
獣の呼吸は山で育った
伊之助の
野性的な勘だからこそ
できる技だと思います。
めちゃくちゃに
刃こぼれした
二本の剣で戦います。
身体がとても柔らかく、
横暴で態度の
でかいやつです。
はじめ出てきた時は、
敵なのか味方なのか
よくわからない登場でしたが、
一応鬼殺隊として
仲間になります。
これから話を
読み進めていけば
分かりますが、
イノシシ面の下には
女の子のように整った顔
をしています。
そのことに善逸はとても
驚いていました。
性格と顔のギャップが
自分の中ではとても
刺さりました。
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