今回ご紹介する一冊は、 司馬 遼太郎 著 『燃えよ剣』です。 世にたくさんの歴史小説を 発表している 司馬遼太郎(1923-1996)は 誰でも一度は聞いたことや、 作品に触れたことがある 作家だと思います。 産経新聞社記者在職中に は『梟の城』で直木賞を 受賞しています。 代表作とされる 『竜馬がゆく』や 『...
国内作家
国内作家の記事一覧
今回ご紹介する一冊は、 柚月裕子 著 『盤上の向日葵』です。 この作品は 2017年8月に 中央公論新社から刊行され、 第15回本屋大賞で 第2位にランクインしました。 遺留品の名駒を手掛かりに 白骨死体事件の真相を追う 刑事の捜査と、 奨励会を経ずに 実業界からプロ棋士となった 青年の数奇な半生を 並行して描い...
本日ご紹介する一冊は、 坂本 敏夫 著 『典獄と934人のメロス』です。 2015年12月に幻冬舎より 刊行されたこの一冊。 著者の坂本敏夫氏は、 元刑務官であり、 その経験をもとにした 著作を多く手掛けています。 『典獄と934人のメロス』、 典獄という言葉の意味も よく分からないし、 そもそも表紙からして ...
今回ご紹介する一冊は、 伊坂幸太郎 著 『チルドレン』 です。 5つの短編連載を ひとつの長編小説として まとめた本作品は、 2006年に映画化もされた 伊坂幸太郎さんの 人気作品です。 『チルドレン』は、 少年をひとりひとりではなく 「少年たち」と 大きくとらえる際の表現 としてストーリー中に 出てくるワードで...
今回ご紹介する一冊は、 松岡 圭祐 著 『万能鑑定士Qの事件簿 0』 です。 シリーズ10周年を 記念して出版された 本作品は、 「0(ゼロ)」と銘打ち 前作までよりも 前のエピソードが 描かれています。 シリーズのファンも多く、 帰ってきたことに 喜ぶ声多数の作品です。 松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿...
今回ご紹介する一冊は、 米原 万里(よねはら まり) 著 『オリガ・モリソヴナの反語法』 です。 実話に基づく フィクション小説です。 米原万里はその幼少期を チェコのプラハで 過ごしたのち、 東京外国語大学、 東京大学大学院を卒業し、 小説家だけでなく ロシア語の通訳と しても活躍しました。 なんとエリツィン...
今回ご紹介する一冊は、 数多 久遠(あまた くおん) 著 『航空自衛隊 副官 怜於奈』 です。 タイトルだけみると、 ライトノベルかな と思うのですが 想像以上に 自衛隊の内情を 事細かに描いて くれています。 それもそのはず。 著者の数多久遠さんは 航空自衛隊の 元幹部自衛官。 詳細は伏せられていますが、 ...
今回ご紹介する一冊は、 木元 哉多(きもと かなた) 著 『閻魔堂沙羅の推理奇譚』 です。 中条あやみさんが 主演するドラマが、 2020年10月からNHKで 放送されることも 決まった人気作品で、 内容的には ファンタジー要素もある ミステリと言えば いいでしょう。 この連作は基本、 事件に巻き込まれて、 命...
今回ご紹介する一冊は、 浦賀 和宏(うらが かずひろ)著 『こわれもの』です。 著者の浦賀和宏氏は 独創性のある世界観と ジャンルを超えた枠に 捕らわれない、 またこれから新たな境地 を見せてもらえる作家として 注目されていた方でしたが、 残念ながら亡くなられました。 代表作として紹介したい 『こわれもの』に...
今回ご紹介する一冊は、 池井戸潤 著 『半沢直樹 アルルカンと道化師』 です。 半沢直樹シリーズの 第五弾です。 今年は以前の作品が TVドラマで放映されていて ドラマは七年ぶりと話題ですが、 小説としての半沢直樹も、 2014年の『銀翼のイカロス』 以来六年ぶりです。 この物語は、 『半沢直樹1オレたちバブ...
今回ご紹介する一冊は、 高野 秀行 著 『またやぶけの夕焼け』 です。 早稲田大学探検部時代に 作家デビューという 経歴を持つ著者が、 自分の少年時代を振り返り、 描いた作品です。 ノンフィクションですが、 著者自身の体験を基に 作られたということもあり、 本当に実在しそうな 登場人物や舞台背景と、 よくありそ...
今回ご紹介する一冊は、 小竹 正人(おだけ まさと) 著 『空に住む』です。 小竹正人さんは 新潟県出身の作詞家で 小説家です。 『空に住む』は 2020年秋に 多部未華子さん主演の 映画化公開される作品で 私も観るのが楽しみです。 作詞家でもある 小竹正人さんは 三代目J SOUL BROTHERS from...
今回ご紹介する一冊は、 道尾 秀介(みちお しゅうすけ)著 『満月の泥枕(どろまくら)』です。 道尾さんといえば、 ミステリー作品や ホラー作品が印象的です。 これまで様々な本の ミステリー・ランキング で常連となっており、 ミステリー関連の文学賞 の選考委員も務めて いらっしゃいます。 私が初めて読んだ 著...
今回ご紹介する一冊は、 深山くのえ(みやま くのえ) 著 『色にや恋ひむ ひひらぎ草子』 です。 平安時代を舞台にした お仕事&恋愛小説ですが 現代の私たちが読んでも 胸きゅんする内容です。 深山くのえさんは 2003年に投稿作 『籠の鳥いつか飛べ』 で第29回パレットノベル 大賞佳作を受賞し、 2005年に書...
本日ご紹介する一冊は、 山口恵以子 著 『毒母ですが、なにか』です。 彼女は社員食堂の 調理師さんとして 働きながら 小説家デビューした 異例の経歴を持つ 女性作家さん。 元・食堂のおばちゃんらしく、 食堂を舞台に人情たっぷり 愛情たっぷりの物語を描いた 「食堂のおばちゃんシリーズ」。 結婚に関する様々な悩み ...
今回ご紹介する一冊は、 野中 ともそ 著 『宇宙でいちばんあかるい屋根』 です。 小説すばる新人賞を 受賞した野中ともそさん の作品です。 刊行は2003年ですが、 映画やドラマで活躍中の 清原果耶さんと、 誰もが知る女優の 桃井かおりさんが演じる 映画化作品として いま注目を集めています。 野中とも...
今回ご紹介する一冊は、 寺地はるな(てらち はるな) 著 『今日のハチミツ、あしたの私』 です。 先日、偶然にも、 ハチミツをつくる部活 があるという高校の様子を テレビで観たばかりでした。 彼女たちのお話は とても興味深く、 言われてみれば 当然のことなのですが、 蜜蜂の行動範囲というのは 巣から2~3kmほ...
今回ご紹介する一冊は、 有栖川有栖 著 『インド倶楽部の謎』 です。 新たに文庫版が 出版されました。 臨床犯罪学者・火村英生 シリーズの長編で、 〈国名シリーズ〉としては 第9弾に当たります。 火村英生シリーズは テレビ化もされた 人気のシリーズなので、 ご存じの方も多いでしょうが、 英都大学准教授で 犯罪...
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