今回ご紹介する一冊は、 若竹千佐子 著 『おらおらでひとりいぐも』です。 1954年岩手県生まれの著者は、 2017年に、本作で、 小説家デビューを果たしました。 63才での小説家デビュー。 いつか「小説家になりたい」という 夢を温め続け、執筆開始から、 8年の時間を費やして、 生み出した作品です。 長年の夢を...
国内作家
国内作家の記事一覧
今回ご紹介する一冊は、 池井戸潤 著 『ロスジェネの逆襲』 です。 著者の池井戸潤は、 1998年『果つる底なき』で 第44回江戸川乱歩賞を受賞。 2011年には『下町ロケット』で 第145回直木賞を受賞。 他にも代表作が多数あり、 多くの作品が映像化されています。 本作は半沢直樹シリーズの第三弾です。 今...
今回ご紹介する一冊は、 中村文則 著 『R帝国』です。 中村文則さんは 「土の中の子供」で 芥川賞を受賞した他、 「掏摸」では海外の文学賞や 海外の新聞社の 小説ランキングに ランクインするなど、 国内外で高い評価を 得ている作家です。 そんな中村文則さん作の 『R帝国』は、 近未来をテーマにした SFデスト...
今回ご紹介する一冊は、 又吉 直樹 著 『劇場』です。 行定勲監督がメガホンを握る 同名映画もただいま絶賛公開中。 主演の山﨑賢人さんとヒロイン役の 松岡茉優さんが、 小説内のカップルをどう演じてくれるのか、 非常に関心の集まるところです。 この『劇場』という小説は、 お笑い芸人でもある又吉直樹さんが 2015...
今回ご紹介する一冊は、 小野不由美 著 『ゴーストハント1 旧校舎怪談』 です。 まず怖い話を一つ。 今からわずか三十年ほど前こと。 当時の人たちは、 スマフォはおろか携帯電話さえ 持たずに暮らしていたのです……なんてね。 それはともかく、三十年前と言うと、 パソコンはMS-DOSの時代、 スマフォどころかイン...
今回ご紹介する一冊は、 辻村深月 著 『かがみの孤城』です。 本作は、 2018年の本屋大賞に輝いた作品です。 他にも、王様のブランチブック大賞2017や 埼玉イチオシ本2017など、 多数の賞を受賞し、 8冠に輝きました。 物語は、なんらかの事情で、 「学校に通えなくなった中学生たち」 の姿が描かれています。...
今回ご紹介する一冊は、 二宮敦人(にのみやあつと) 著 『最後の医者は桜を見上げて君を想う』 です。 2016年に発表された作品です。 著者は携帯小説サイトで 発表したホラー小説が話題になり 作家デビューをしました。 『!』シリーズはベストセラーとなり、 ホラー、ノンフィクション、 推理と他にもたくさんの作品を ...
緊急事態宣言が解除された 5月25日以降、 新型コロナウイルスの感染者は 全国で最多記録を日々更新し続けています。 いつ終息するのか終わりが 見えない状況ではありますが、 落ち着いても、感染拡大前の“元の日常”は もう戻ってはきません。 これからは、コロナとどう向き合って生きるか 「新しい日常」へ向けた行動が 必...
今回ご紹介する一冊は、 塩田武士(しおたたけし)著 『罪の声』です。 『罪の声』は 昭和の未解決事件である 「グリコ・森永事件」 をテーマにした ノンフィクション小説の様な フィクション小説です。 「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、 本屋大賞第3位を受賞しており、 2020年の秋には小栗旬と星野源が 主演で...
今回ご紹介する一冊は、 三津田信三 著 『碆霊の如き祀るもの (はえだまのごときまつるもの)』 です。 三津田信三さんと言えば、 「ホラー」のイメージがありますね。 推理作家でもあり、ホラー作家でも あります。 映画化もされている『のぞきめ』は、 本当に怖くて夏にぴったりなんです。 今回ご紹介する、 『碆霊の如...
今回ご紹介する一冊は、 村田 沙耶香 著 『コンビニ人間』です。 去る7月15日、 第163回芥川賞と直木賞が 発表されましたが、 こちらの『コンビニ人間』は 第155回芥川賞を受賞した作品です。 2016年ですので、4年前。 世の中の移り変わりが速すぎて、 たった4年なのに当時のコンビニと 現在のコンビニはもう...
今回ご紹介する一冊は、 遠野遥(とおのはるか)著 『破局』です。 デビュー作が第56回文藝賞を受賞した 遠野遥の2作目である本作は、 先日第163回芥川賞受賞となりました。 タイトルから想像できるように、 すべてまるっとハッピーエンドという ストーリーではありませんが、 細かでリアルな描写に共感したり 心えぐら...
今回ご紹介する一冊は、 佐藤愛子 著 『気がつけば、終着駅』 です。 佐藤愛子は 1923年大阪生まれの小説家です。 69年『戦いすんで日が暮れて』で 第61回直木賞、 2000年には『血脈』が完成し 第48回菊池寛賞を受賞。 最近の著書には、 大ベストセラーとなった 『九十歳。何がめでたい』 などがあります。...
今回ご紹介する一冊は、 東野圭吾 著 『私が彼を殺した』 です。 この作品は、 刑事の加賀恭一郎を主人公とした 【加賀恭一郎シリーズ】の 第5弾にあたります。 『私が彼を殺した』は、 犯人が明記されていません。 そうなんです! 全編、読者への挑戦状となっているのです! 我こそはという自信満々の方は早速 読んでみて...
今回ご紹介する一冊は、 宮口 幸治(みやぐち こうじ)著 『ケーキの切れない非行少年たち』 です。 宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』児童精神科医とは? 児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキ...
今回ご紹介する一冊は、 佐伯泰英(さえき やすひで)著 『新酒番船(しんしゅばんふね)』 です。 著者は、元闘牛カメラマンという、 異色の経歴を持つ小説家です。 闘牛カメラマン時代はスペインに滞在し、 闘牛をテーマとした小説を書いていました。 1999年頃から、 時代小説を中心に執筆を開始します。 人気シリーズの多く...
今回ご紹介する一冊は、 横田 順彌(よこた じゅんや)著 『幻綺行 完全版』 です。 「快男児」なんて 言葉がまだ死語ではなかった明治の頃、 自転車による世界一周無銭旅行を 成し遂げた冒険家がいました。 その名を中村春吉。 明治三十五年横浜港を出発、 アジア、ヨーロッパを経て、 アメリカに渡り、 翌年帰国しています(...
今回ご紹介する一冊は、 森絵都 著 『最後は臼が笑う』です。 森絵都さんは、 児童文学を中心に活躍している 女性の小説家です。 その作品の多くは、 子供から大人まで大きな支持を得ています。 森絵都さんが作家を目指したきっかけは、 高校3年生の進路を選ぶ時。 かつて作文をほめられた経験から 作家になろうと決意をします...
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