国内作家 柴崎友香『百年と一日(筑摩書房)』あらすじと書評!装丁も素敵なおすすめ本 今回ご紹介する一冊は、 柴崎友香(しばさき ともか) 著 『百年と一日』です。 柴崎友香さんは 『寝ても覚めても』 『きょうのできごと』など、 その日のなんでも ないようなことを 自然に書く作家さんです。 ナチュラルな飾らない文章 が特徴的で、 『百年と一日』も、 とても素直に読める本です。 本や活字になれてな... 2020年8月28日
国内作家 住野よる『青くて痛くて脆い (角川文庫) 』映画も公開!小説版感想とあらすじ! 今回ご紹介する一冊は、 住野 よる 著 『青くて痛くて脆い』です。 2020年8月28日に 実写版の映画公開が 決定している住野よる氏の作品です。 タイトルの 『青くて痛くて脆い』は、 青春時代の人間関係、友情、 そして心情などを表現するワード としてこの作品では 用いられています。 青春時代に、 自分が青か... 2020年8月27日
国内作家 貴志祐介『硝子のハンマー (角川文庫)』小説の感想とあらすじ!防犯探偵榎本シリーズ1作目 今回ご紹介する一冊は、 貴志 祐介(きし ゆうすけ)著 『硝子のハンマー』です。 『硝子のハンマー』は 長編推理小説で、 防犯探偵・榎本シリーズ の第一作です。 貴志祐介は青春ミステリーや ホラー小説、 さらにはSFなど 幅広いジャンルを手掛けていますが、 本格ミステリーに 位置付けられるのがこの作品です。 こ... 2020年8月27日
国内作家 森博嗣『幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?』新刊の感想と考察! 今回ご紹介する一冊は、 森 博嗣(もり ひろし) 著 『幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?』です。 作者の森博嗣氏は工学博士です。 1996年に小説『すべてがFになる』で、 第1回メフィスト賞を受賞、 それがデビュー作となります。 メフィスト賞は、 講談社が発行する「メフィス... 2020年8月27日
国内作家 倉井眉介『怪物の木こり (宝島社文庫)』感想とあらすじ!浜辺美波のおすすめ小説! 今回ご紹介する一冊は、 倉井 眉介(くらい まゆすけ) 著 『怪物の木こり』です。 シリアルキラー作品は 犯行の異常さはもちろ ん犯行理由も独特で、 犯人の圧倒的カリスマ性を かざして読者を味方につける 作風がヒットの王道でしたが 最近食傷気味なのも 否めないジャンルであります。 著者の倉井眉介さんは 前年度の... 2020年8月27日
国内作家 柴田勝家(作家)『アメリカン・ブッダ』感想とあらすじ!民俗学×SFの短篇集! 今回ご紹介する一冊は、 柴田 勝家 著 『アメリカン・ブッダ』です。 この本を書いた柴田勝家さんは SF作家として有名で、 この武将のようなお名前は ペンネームとなっております。 ハヤカワSFコンテストで 大賞を受賞され、 以後、第49回星雲賞日本短編部門 を受賞しており、 これからの活躍を 応援したくなるような... 2020年8月26日
国内作家 井上ひさし『十二人の手紙』作品の感想とあらすじ!作者の超絶技巧 今回ご紹介する一冊は、 井上ひさし 著 『十二人の手紙』です。 井上ひさし氏といえば、 日本を代表する作家、 劇作家として、 没後十年になる現在でも、 その存在の大きさは 少しも減じていません。 連続人形劇 「ひょっこりひょうたん島」や 多くのコント台本で キャリアをスタートさせ、 その後、『日本人のへそ』で演... 2020年8月26日
国内作家 村山由佳『キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方1 』小説あらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 村山由佳 著 『おいしいコーヒーのいれ方1 キスまでの距離』です。 『天使の卵――エンジェルス・エッグ』や、 直木賞を受賞した 『星々の舟』など、 恋愛小説がとても好評な村山さん。 とくに、 本作「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズは、 1994年から2013年まで、 1~2年おきに、新... 2020年8月26日
国内作家 馳星周『ソウルメイト』あらすじと感想!犬という家族への愛情溢れた小説 今回ご紹介する一冊は、 馳星周 著 『ソウルメイト』です。 ソウルメイト、という言葉は、 魂の伴侶という意味だそうです。 犬や猫、ペットを飼ったこと のある人は、 きっと家族と同じか、 それ以上に動物を大事に したことがあるかもしれません。 ペットは一度飼ったら 責任を持って大事に 育てなければなりません。 ... 2020年8月25日
国内作家 森見登美彦『新釈 走れメロス(角川文庫)』作品感想とあらすじ!パロディ!? 今回ご紹介する一冊は、 森見登美彦 著 『新釈 走れメロス』です。 今作は「現代文学の換骨奪胎」を 目指し書かれたそうです。 それぞれの短編に違いがあり 一冊でさまざまな楽しみ方 ができます。 「藪の中」ではシリアスに、 「走れメロス」は馬鹿馬鹿しいですが、 「桜の森の満開の下」では しっとりと話が進みます。 ... 2020年8月25日
国内作家 真梨幸子『カウントダウン (宝島社文庫) 』感想とあらすじ!イヤミス女王が描く終活 今回ご紹介する一冊は、 真梨 幸子(まり ゆきこ)著 『カウントダウン』です。 亜希子はひょんなことから 癌が見つかり、 余命半年を宣告されました。 残された時間をどう過ごすか。 亜希子は身の回りの物の整理を しようとしますが、 それも中々捗りません。 それでもゆっくりと整理を 進めていく内に、 今まで忘れて... 2020年8月24日
国内作家 荻原浩『海馬の尻尾 (光文社文庫)』あらすじと感想!「脳に良心がない・・」 今回ご紹介する一冊は、 荻原 浩(おぎわら ひろし) 著 『海馬の尻尾』です。 あなたは、自分のこころ、 精神、そして脳について 考えたことはありますか。 主人公でアル中、 反社会組織にいる 頼也(らいや)を中心に、 脳と人の良心と、 さまざまな組織が 組み合わさって繰り広げられる エンターテイメント性の高い本... 2020年8月24日
国内作家 篠原悠希『後宮に月は満ちる』感想とあらすじ!金椛国春秋シリーズ2巻 今回ご紹介する一冊は、 篠原 悠希 著 『後宮に月は満ちる 金椛国春秋』 です。 篠原悠希『後宮に月は満ちる 金椛国春秋』 あらすじ 女装で後宮を生き抜け、少年!時間も忘れてのめりこむ中華風ファンタジー! 大陸の強国、金椛国(きんかこく)。 皇帝の代替わりに際し、一族郎党殉死という悲劇となった名門・星家... 2020年8月24日
国内作家 井伏鱒二『黒い雨』内容あらすじと感想!映画版も「教科書にも載る必読の本」 今回ご紹介する一冊は、 井伏 鱒二(いぶせ ますじ)著 『黒い雨』です。 今年は戦後75年です。 つい先日、「黒い雨訴訟」で 原告側が全面勝訴という ニュースをテレビで見ました。 75年です。 あまりにもかかり過ぎました。 被爆者の方たちの75年間の苦しみは、 想像だに及びませんし、 その人生を思うと、 言葉... 2020年8月23日
国内作家 重松清『きみの友だち』感想とあらすじ!映画も「周りに合わせなくてはと必死になっている君へ」 今回ご紹介する一冊は、 重松清 著 『きみの友だち』です。 10本の短編小説集で、 それぞれの話に繋がりがある 連作形式をとっています。 2008年にはWOWOW FILMS による映画が公開されました。 重松さんの作品は 「流星ワゴン」や「とんび」など、 数多くの作品がドラマ化され、 そのたび話題になっていま... 2020年8月23日
国内作家 五十嵐律人『法廷遊戯』感想とあらすじ!著者は弁護士を目指す若き現役司法修習生 今回ご紹介する一冊は、 五十嵐 律人(いがらし りつと) 著 『法廷遊戯』です。 著者は本作で 第62回メフィスト賞を受賞し、 小説家デビューを果たしました。 タイトルからも想像できる と思いますが、 法律に関する内容が 物語の中心となっています。 刑事裁判の特徴や、 裁判における無罪や冤罪の定義など、 法につ... 2020年8月22日
国内作家 小川洋子『密やかな結晶(講談社文庫)』あらすじと感想・考察!【全米図書賞】 今回ご紹介する一冊は、 小川洋子 著 『密やかな結晶』です。 誰でも、なんだか 思い出せなくなったものや 出来事というのはあると思います。 この本は、主人公や、 その周りの人たちから、 記憶狩りをする秘密警察によって、 大事だったはずの記憶が なくなっていく、というお話です。 登場人物たちは、カレンダーや、 オ... 2020年8月22日
国内作家 湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』感想とあらすじ!wowowドラマ化も 今回ご紹介する一冊は、 湊かなえ 著 『ポイズンドーター・ホーリーマザー』 です。 この本は六作からなる短編集であり、 全て主人公は女性という こだわりのある作品です。 そして、そのほとんどが 「母親」の存在というものが深く 関わっているのです。 特にこの短編集のタイトル にもなっている 『ポイズンドーター』と... 2020年8月22日