国内作家 『人鳥クインテット』感想とあらすじ!青本雪平は今大注目の作家! 今回ご紹介する一冊は、 青本 雪平(あおもと ゆきひら)著 『人鳥(ペンギン)クインテット』 です。 これはなかなか、 これまでにない感覚の小説です。 短編小説『ぼくのすきなせんせい』で、 第3回大藪春彦新人賞を受賞した、 今、大注目の作家・青本雪平氏の 長編デビュー作 『人鳥―ペンギン―クインテット』。 サス... 2020年11月7日
国内作家 【あらすじと感想】『吹上奇譚 第三話ざしきわらし』吉本ばななのおすすめ新刊 今回ご紹介する一冊は、 吉本ばなな 著 『吹上奇譚(ふきあげきたん) 第三話 ざしきわらし』 です。 実は私は、一話・二話を 読まずにいきなり 三話から突入したのですが、 やはり少しは前の知識を 頭に入れておいた方が 良いかと思いますので、 すべて読んでいる方には ただのおさらいになってしまうかも しれませんが、... 2020年11月7日
国内作家 歌野晶午『明日なき暴走』小説あらすじと感想!(ディレクターズ・カット改題) 今回ご紹介する一冊は、 歌野 晶午(うたの しょうご) 著 『明日なき暴走』 です。 本書の著者である歌野晶午は 本格ミステリー作家の 島田荘司を師と仰ぎ、 同氏の新人発掘に値する 実力の持ち主です。 代表作である 『葉桜の季節に君を想うということ』 で初めて歌野ワールドに 触れましたが 圧倒的にやられました。 ... 2020年11月6日
国内作家 『ルパンの星(講談社)』小説感想とあらすじ!横関大の新刊おすすめルパンシリーズ 今回ご紹介する一冊は、 横関 大(よこぜき だい) 著 『ルパンの星』です。 横関大さんは小説家として 書き始めた時は純文学を 書いていたそうです。 けれどミステリー系の 短編小説を執筆すると そちらの評判の方が よかったのもあり ミステリーに転向したそうです。 その後、江戸川乱歩賞候補とへて 『再会のタイム... 2020年11月5日
国内作家 『空洞のなかみ』感想とあらすじ!松重豊の癒されるエッセイと小説集 今回ご紹介する一冊は、 松重 豊(まつしげ ゆたか) 著 『空洞のなかみ』です。 松重豊さんといえば、 渋い大人の雰囲気と 抜群の演技力が 魅力の俳優さんですね。 ドラマや映画に引っ張りだこで、 刑事役やちょっぴり怖めな役どころなど、 みなさんも出演作品を いくつか思い浮かべることが できると思います。 202... 2020年11月4日
国内作家 横関大『K2池袋署刑事課神崎・黒木』ドラマ原作あらすじと感想!おすすめ作品 今回ご紹介する一冊は、 横関大(よこぜき だい)著 『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』 です。 本書は推理小説で、 2020年には山田涼介主演で TBSによってドラマ化されています。 作者の横関大は何度か 最終選考まで残ったのち、 2010年に『再会』で 江戸川乱歩賞を受賞し デビューしました。 著書の中では他... 2020年11月3日
国内作家 奥泉光『死神の棋譜』感想とあらすじ!おすすめ新刊レビュー(書評) 今回ご紹介する一冊は、 奥泉 光(おくいずみ ひかる)著 『死神の棋譜』です。 将棋を大きなテーマにして、 現実とファンタジーが交錯する ミステリー小説です。 奥泉光氏の作品で一番有名なのは 『「吾輩は猫である」殺人事件』 でしょうか。 それ以外だと、 特に目立った作品はありませんね。 奥泉氏は将棋の熱心な フ... 2020年11月3日
国内作家 【書評】深緑野分の新刊『この本を盗む者は』あらすじと感想!おすすめ本 今回ご紹介する一冊は、 深緑 野分(ふかみどり のわき) 著 『この本を盗む者は』です。 本好きの家系に生まれた 主人公の御倉深冬は 本が好きではありませんでした。 主人公の曾祖父が本の蒐集家であり、 評論家の人がいて、 家に図書館のような蔵書庫として 建物がある有名な家系です。 そして、そのご先祖様の蔵書で ... 2020年11月2日
国内作家 東野圭吾『マスカレード・ナイト(集英社文庫)』あらすじと感想!映画化の噂も? 今回ご紹介する一冊は、 東野圭吾 著 『マスカレード・ナイト』 です。 『マスカレード・ホテル』 『マスカレード・イブ』に続く、 シリーズ第三弾です。 2020年9月に文庫化されましたので、 これまでに読んだことのない方も 手に取りやすくなったと思います。 1作目は2019年に木村拓哉さんの 主演で映画化された... 2020年11月2日
国内作家 【感想】村山由佳『風よあらしよ(集英社)』あらすじと書評!新刊は凄まじい程の圧! 今回ご紹介する一冊は、 村山 由佳 著 『風よ あらしよ』です。 もうこの表紙。 燃えるような赤いバックに、 勢いのある金文字で 『風よ あらしよ』のタイトル。 紙面いっぱいに描かれた 墨絵の女性の顔は、 憂いの表情にも挑発しているようにも 見えます。 この女性こそが、 明治~大正を生きたアナキスト、 婦人解放... 2020年11月1日
国内作家 【書評】垣根涼介『信長の原理』文庫化(角川)!あらすじと感想・直木賞候補作品 今回ご紹介する一冊は、 垣根 涼介(かきね りょうすけ) 著 『信長の原理』です。 織田信長の幼少期から 最期を迎える本能寺の変まで、 信長の思考や心情など、 いわゆる信長を形成している 「原理」にフォーカスして ストーリーが展開していく 新感覚の歴史小説です。 幼少時代に発見した蟻の奇妙な 法則をずっと忘れるこ... 2020年11月1日
国内作家 【感想】凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ(中央公論新社)』あらすじと書評!新刊おすすめ本 今回ご紹介する一冊は、 凪良ゆう 著 『滅びの前のシャングリラ』です。 凪良さんは漫画家を 目指されていたそうで、 作家デビュー当初はBL作品を 中心に執筆活動をしておられました。 2017年に刊行の 『神さまのビオトープ』では、 それまでとは異なる作風で 高い評価を得ました。 2020年に『流浪の月』で 本屋... 2020年10月31日
国内作家 【書評】松田賢弥『したたか総理大臣菅義偉の野望と人生』本の感想とあらすじ!生い立ちから 今回ご紹介する一冊は、 松田 賢弥(まつだ けんや)著 『したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生』 です。 9月に総理大臣になった 菅義偉総理は 「動くときは一気呵成に、かつ徹底的に-」 をスローガンに動く人のようです。 彼の好きな言葉には 「意志あれば道あり」とあり、 松田賢弥著のこの本では 菅義偉総理はいかな... 2020年10月31日
国内作家 馳星周『雨降る森の犬(集英社文庫)』あらすじと感想!直木賞受賞後の初文庫 今回ご紹介する一冊は、 馳星周 著 『雨降る森の犬』です。 この小説は同じく馳星周の 『ソウルメイト』のように、 犬と人との絆を描いた小説で、 変わり者の犬ワルテルと 一人の女子中学生の交わり を描いています。 馳星周は『少年と犬』で 2020年に第163回直木賞を受賞するなど、 犬と人間の絆を書くことに定評のあ... 2020年10月30日
国内作家 斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』感想とあらすじ!(早川書房) 今回ご紹介する一冊は、 斜線堂 有紀(しゃせんどう ゆうき)著 『楽園とは探偵の不在なり』 です。 ミステリファンなら 皆さんご存知でしょうが、 ノックスの十戒と 呼ばれるものがあります。 これは英国のミステリ作家 ロナルド・A・ノックス氏が発表した、 本格ミステリに於いて 守られるべきルールのことです。 冗談... 2020年10月30日
国内作家 『三度目の恋(中央公論新社)』感想とあらすじ!川上弘美おすすめ新刊小説 今回ご紹介する一冊は、 川上弘美 著 『三度目の恋』です。 芥川賞、紫式部文学賞をはじめ 様々な章を受賞してきた著者、 川上弘美さんの最新作です。 平安時代の歌物語『伊勢物語』を 題材にして描かれており、 川上さんのファンだけでなく 歴史好きな方にも 触れてほしい作品です。 川上弘美『三度目の恋』 歴... 2020年10月29日
国内作家 【書評】北大路公子『ハッピーライフ』あらすじと感想!新刊おすすめ 今回ご紹介する一冊は、 北大路公子(きたおおじ きみこ) 著 『ハッピーライフ』 です。 北大路公子さんと言えば 『生きていてもいいかしら日記』 『頭の中身が漏れ出る日々』 『私のことはほっといてください』 などのエッセイが印象的です。 この『ハッピーライフ』は エッセイからも読み取れる 北大路公子さんの想像力が... 2020年10月28日
国内作家 【感想】桐野夏生『日没』あらすじと感想!結末で得られるもの 今回ご紹介する一冊は、 桐野夏生(きりの なつお) 著 『日没』です。 桐野夏生と言えば、 女性ハードボイルド小説の 草分け的な存在と言えます。 『顔に降りかかる雨』で 江戸川乱歩賞を受賞すると、 1998年に『OUT』を発表。 それが爆発的ヒットとなり、 人気作家の仲間入りを果たすのです。 桐野作品の特徴と... 2020年10月27日