今回ご紹介する一冊は、 ブレイディみかこ 著 『ワイルドサイドをほっつき歩け --ハマータウンのおっさんたち』 です。 英国が大混迷しているとき の様々な事情を、 「おっさん」と 世間から呼ばれる、 いわゆる中高年世代の 立場・視点から描く笑いと 感動のエッセイ集です。 あとがきにも書かれていますが、 この本は ...
海外作家
海外作家の記事一覧
今回ご紹介する一冊は、 フィン・ベル 著 『死んだレモン』です。 フィン・ベルは酒に溺れ、 さらに事故にあって 車椅子生活を送るようになり、 ニュージーランドの 最南端の町へと引っ越します。 そこで気の良い スポーツマンのタイ、 魅力的な女性美容師の パトリシア、 セラピストのべティ等、 様々な人たちとの繋がり...
今回ご紹介する一冊は、 アーサー・ランサム 著 『ツバメ号とアマゾン号』です。 八月も半ばを過ぎ、 夏休みも残り少なくなりました (コロナ禍でもう終ったところもあるようですが)。 仮に夏休み文学とでも 言うべきものが存在したなら、 その筆頭は本書 『ツバメ号とアマゾン号』でしょう。 作者のアーサー・ランサム氏は...
今回ご紹介する一冊は、 ジュゼッペ・フェスタ 著 『飛ぶための百歩』です。 著者のジュゼッペ・フェスタは イタリアの作家です。 自然科学の学位を持ち、 環境教育に従事。 音楽家でもあります。 自然についての ルポルタージュを作成したり、 ドキュメンタリー映像に出演したり、 多方面で活躍しています。 著書には2...
今回ご紹介する一冊は、 エラリー・クイーン 著 中村有希 翻訳による、 『エラリー・クイーンの新冒険【新訳版】』です。 エラリー・クイーン氏は、 本格ミステリの巨匠として、 ことにパズラーと呼ばれる タイプの ミステリを語る上では 欠かせない存在として、 没後半世紀近い現在の日本 においても高い人気を 誇ってい...
8月。 毎年この時期になると、 思い出します。 「戦争」のことを。 最近では、 戦争の悲惨さや残酷さを 身をもって体験して、 後世に語り継いでいる方が 少なくなってきています。 ただ、 「戦争」を体験していない 私たちのような世代でも 知っておくべきことだと思います。 そして、コロナ禍で 最近多くなってきている...
今回ご紹介する一冊は、 イェジーコシンスキ 著 『ペインティッド・バード (東欧の想像力)』 です。 ヴァーツラフ・マルホウル監督の 映画『異端の鳥 / ペインティッド・バード』 がようやく公開されました。 完成までに十一年を要した、 三時間近い大作で、 ヴェネツィア国際映画祭で上映された際には、 あまりに凄惨な...
職場、学校、家庭・・・ ありとあらゆる悩みのうち、 9割が「対人関係」と 言われています。 人間関係によるストレス を溜めたくない! でも考えてしまう! どうせ考えてしまうなら、 考え方自体を変えて みませんか? 今回は、 「人間関係に疲れたとき」に おすすめの本や小説の書評 をまとめてみました! 少しでも前...
今回ご紹介する一冊は、 ミヒャエル・エンデ 著 『モモ』です。 エンデはドイツ出身の 児童文学作家です。 数ある作品のなかでも、 1973年に創刊された『モモ』は、 世界各国で翻訳されている 大人気作です。 日本ではドイツに次いで 2位の発行数で、 現代の子供たちにも 読みつがれている作品です。 私が最初に『...
今回ご紹介する一冊は、 ジェフリー・ディーヴァー 著 『石の猿』です。 ジェフリー・ディーヴァー といえば、 ベストセラー作家としても どんでん返しの魔術師 としても有名ですね。 そして、 【リンカーン・ライムシリーズ】 四肢麻痺患者の元市警で 科学捜査の天才が、 赤髪の美女警官と 凶悪事件犯罪者を追う それはそ...
怪談とホラーとは どう違うのか、 あるいは違わないのか。 真剣になるようなこと ではないと思いますが、 遊戯として 考えてみるなら、 充分に楽しいことの ように思えます。 たとえば怪談なら 本場は英国だろうが、 ホラーなら当然アメリカ というような。 あくまでも 気分の問題ですが、 なんとなくそんな風に 思え...
今回ご紹介する一冊は、 フェルディナント・フォン・シーラッハ 著 『コリー二事件』です。 『コリーニ事件』は ドイツの作家であり 弁護士でもある フェルディナント・フォン・シーラッハ によってかかれた 中編推理小説です。 処女作である『犯罪』は ドイツでクライスト賞、 日本でも 本屋大賞翻訳小説部門第一位を 獲得...
今回ご紹介するのは、 ロアルド・ダール氏の 『あなたに似た人』なんですが、 まずは不明を恥じねばなりません。 この項を書くために 〝ロアルド・ダール〟で 検索してみたのですが、 「児童文学の巨匠」 と返ってくるんですね、 驚いてしまいました。 筆者の感覚ではダール氏と言えば、 元戦闘機乗りの経歴を 持つ短編作家で...
今回ご紹介する一冊は、 ソン・ウォンピョン 著 『アーモンド』です。 2020年本屋大賞・翻訳小説部門で 堂々第一位に輝いた この『アーモンド』は、 韓国で40万部を売り上げ、 さらに13ヶ国もの言語に 翻訳されている感動の名作です。 タイトルのアーモンドとは、 耳の後ろから脳にかけての部分 にある「扁桃体」のこ...
今回ご紹介する一冊は、 ロバート・A・ハインライン著 『夏への扉』です。 著者は、 「SF界の長老」と名付けられた、 アメリカを代表するSF作家 の一人です。 その中でも、『夏への扉』は、 日本での人気が高く、 絶賛する声がとても多い作品です。 〝冷凍睡眠保険〟や〝時間旅行〟 といった、 読者の興味をそそるネー...
今回ご紹介する一冊は、 J.K.ローリング 著 『ハリーポッターと賢者の石』 です。 J.K.ローリングは、 イギリスの小説家であり脚本家です。 本作は「ハリーポッターシリーズ」 の第一弾となり、 世界中で大反響を呼びました。 生活保護と住宅手当を受けながら 完成させた 『ハリーポッターと賢者の石』ですが、 実...
創元推理文庫の 『怪奇小説傑作集』の4巻:フランス編 は渋澤龍彦氏の編集によるもので、 実際には小ロマン派を中心とした 幻想文学のアンソロジーです。 渋澤氏の名著『悪魔がいる文学史』を 理論編とするなら、 実践編とでも言うべき このアンソロジーは、 本邦における海外幻想文学の 受容史において欠くことができない存在...
いつの時代も 人気のSF小説。 そうです、 ロマンですよ! 宇宙人やタイムトラベル、 まだ見ぬ科学技術・・・ そんなドキドキ・ ワクワクがつまった SF小説の書評を まとめてみました。 古今東西の作品を 選りすぐりです。 気になる本を見つけたら、 ぜひ実際に手に取って 読んでみてくださいね。 『...
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