今回ご紹介する一冊は、
キャロライン・アダムス・ミラー 著
『実践版GRIT(グリット)
やり抜く力を手に入れる 』
です。
『やり抜く力 GRIT(グリット)』
が出版され、
話題になったのが2016年。
その2年後に出版されたのが、
本書『実践版GRIT(グリット)
やり抜く力を手に入れる』
です。
2冊はどちらも
GRIT(やり抜く力)
について書かれていますが、
異なる立ち位置は
微妙に異なります。
どんなときにどちらを活用
すれば良いのかを含めて、
紹介していきます。
目次
キャロライン・アダムス・ミラー『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』GRIT(やり抜く力)を身に付けることに重点を置いた本
今や、人間の集中力の持続時間は金魚以下 (人間は7秒、金魚は8秒)。
そんな注意力散漫な現代において、あらゆる成功を叶える究極の資質、
「GRIT=やり抜く力」を磨く方法を伝授。勉強、スポーツ、仕事、資格、恋愛、キャリア……
あらゆる場面で成功と失敗を分けるは、「才能」でなく「グリット」!ギャラップ社のストレングス・ファインダーと双璧を成す、ポジティブ心理学の「強み」テスト、
VIA(ヴィア)研究所の「強み診断」テストを含め、数々のグリットを鍛えるエクササイズを紹介!米国名門大学で学んだ、人気パフォーマンス・コーチによる、科学的知見に基づく実践書。
2016年に出版された
『やり抜く力 GRIT(グリット)』は、
GRIT(やり抜く力)とは
何かということがメインに
書かれています。
この本の著者である
アンジェラ・ダックワースさん
はGRIT研究の第一人者であり、
その研究結果として
GRIT(やり抜く力)がある人と
ない人でどんな違いがあるのか、
どんな環境だとGRITを持つ人に
育ちやすいかなどが詳しく
書かれています。
GRIT(やり抜く力)とは
何かという基本を知りたい方は、
まずこちらから読むと良いです。
アンジェラ・ダックワースさんの
研究結果に興味を持ち、
さらに深く研究を進めたのが
今回ご紹介する
『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』
の著者である
キャロライン・アダムス・ミラーさん。
この方は米国人気No.1コーチと
言われています。
そのコーチングでは
GRIT(やり抜く力)を
育てるようなアプローチが
いくつも含まれており、
本書ではその経験をふまえて
GRIT(やり抜く力)を
育てるための
具体的な方法や考え方が
紹介されています。
GRITとは何かを理解したうえで
身に付けたい、
あるいは後輩教育や
子育てなどに
役立てたいという方は、
本書をしっかり読み込むと
良いでしょう。
日本では、
昭和の時代から
「やる気があればなんでもできる」
といった根性論の
ようなものが
まかり通るシーン
がいまだにみられます。
ですがGRIT(やり抜く力)は、
そういった根性論のような
「ひねり出すもの」ではなく
「育てるもの」。
具体的には情熱や幸福感、
目標設定、自制心
といったプロセスを
もってトレーニングしていく
ものとされています。
キャロライン・アダムス・ミラー『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』挫折を克服したい方や自分に自信を持ちたい方におすすめ
本書のタイトルや帯にある
「やり抜く力」というワードに
惹かれた方も多いのでは
ないでしょうか。
私もその一人です。
なぜ惹かれたのか。
昔なにかに挫折した経験が
いまだに心に燻っていて、
それが「やり抜く力」
というワードに
反応したのではないか
と思います。
私以外にも、そういう方が
いらっしゃるのでは
ないかと思います。
物事をやり抜く力は、
もちろんあるに
越したことはないですが、
それだけが唯一の
評価ではない
と思います。
同じことをずっと
やり続けるのは
すごいことですが、
一方で新しいこと、
今までやったことないことに
どんどんチャレンジ
していくのも
また素晴らしいこと
だと思います。
にもかかわらず、
GRIT(やり抜く力)を
身に付けたいと
思う人が多いのは、
やはり挫折した経験を
「克服」したい、
という思いを持った人が
多いのではないか
と思います。
本書を活用して
GRIT(やり抜く力)
を身に付けることで、
いちど挫折したことに
再チャレンジし
やり遂げた例
もあります。
挫折を克服したい方に
おすすめです。
また、GRIT(やり抜く力)を
身に付けると、
今まで出来なかったことが
できるようになったり、
継続して頑張る姿を周りから
褒めてもらえたりします。
そういった成功体験を
積み重ねていくと、
自己肯定感が上がります。
自分に自信を持ちたい方に
おすすめの一冊です。
キャロライン・アダムス・ミラー『実践版GRIT(グリット)やり抜く力を手に入れる』就活のヒントにしたい方にも
就職活動などでは
「やり抜く力があるかどうか」
が問われることが良くあります。
企業の一員として働く以上
ハードな仕事もやらなければ
ならないので、
それに耐えられるかどうかを
判断するために大学時代に
頑張ったことなどを聞かれます。
本書を手に取った方の中には、
そんな就職活動の面接対策として
GRIT(やり抜く力)に興味を
持った方もいらっしゃること
でしょう。
GRIT(やり抜く力)は
一朝一夕で身につくもの
ではないため、
面接直前に読んでも
それだけで評価アップ
となることは難しい
かもしれません。
ただし、
今なにかやりはじめたこと
があれば、
それを続ける
モチベーションを作るヒント
が得られるはずです。
そのヒントを面接で
アピールすれば、
良い評価につなげることが
可能だと思います。
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