国内作家 篠原悠希『後宮に日輪は蝕す (角川文庫)』感想とあらすじ!金椛国春秋シリーズ3巻 今回ご紹介する一冊は、 篠原 悠希 著 『後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋』 です。 前回、永皇太后から 皇帝・陽元に延びる 魔の手を退けた遊圭は、 やっと一息つく暇をもらい、 なんと皇帝から 女官としての地位を上げて 妃嬪の位に上がる といった内示が上がりました。 そしてかねてより 学びたかった医学を 学ぶのです... 2020年9月9日
国内作家 澤村伊智『ずうのめ人形』考察とあらすじ!おすすめ本「連鎖していく呪いと死」 今回ご紹介する一冊は、 澤村伊智 著 『ずうのめ人形』です。 著者「澤村伊智」は 改題前の『ほぎわん』で 第22回日本ホラー小説大賞 を受賞しています。 そして『ほぎわんが、来る』 でデビューを果たします。 2019年には 『ほぎわんが、来る』を 『来る』とタイトルされ 映画化されています。 さらに『学校は死... 2020年9月9日
海外作家 ブレイディみかこ『ワイルドサイドをほっつき歩け』新刊あらすじと書評(感想)! 今回ご紹介する一冊は、 ブレイディみかこ 著 『ワイルドサイドをほっつき歩け --ハマータウンのおっさんたち』 です。 英国が大混迷しているとき の様々な事情を、 「おっさん」と 世間から呼ばれる、 いわゆる中高年世代の 立場・視点から描く笑いと 感動のエッセイ集です。 あとがきにも書かれていますが、 この本は ... 2020年9月8日
国内作家 中里恒子『時雨の記』小説あらすじと感想!映画版も 今回ご紹介する一冊は、 中里 恒子(なかざと つねこ) 著 『時雨の記』です。 世間では、浮気だ不倫だ 離婚だなんだと、 耳障りな噂が後を絶ちません。 はっきり言ってしまえば 『時雨の記』という 奥ゆかしいタイトルの ついたこちらの物語も、 大人の不倫のお話です。 と聞いて、もしも読み始めたら、 不倫の概念がむ... 2020年9月8日
自己啓発書 吉岡純子『日本人こそ、宇宙にお願いすればいい。』本の感想と要約!エイブラハムの教えとは 今回ご紹介する一冊は、 吉岡 純子 著 『日本人こそ、宇宙にお願いすればいい。』 です。 吉岡純子さんは 人気スピリチュアル系YouTuber として活躍しています。 スピリチュアルと聞くと 信じる人とそうでない人に 結構はっきりと分かれます。 ちなみに私は “引き寄せの法則”も信じています。 信じていてもな... 2020年9月8日
国内作家 池井戸潤『アキラとあきら(集英社文庫)』映画化【小説あらすじと感想】 今回ご紹介する一冊は、 池井戸 潤 著 『アキラとあきら』です。 著者の原作は そのほとんどが 映画化・ドラマ化 されていますが、 この『アキラとあきら』も 御多分に漏れず wowowで連続ドラマ化が されました。 「問題小説」という 月刊小説誌に 2006年から 2009年まで 掲載されていたのですが、 文庫... 2020年9月7日
国内作家 島本理生『ファーストラヴ 』小説感想とあらすじ!映画化「直木賞受賞作」 今回ご紹介する一冊は、 島本 理生(しまもと りお) 著 『ファーストラヴ』 です。 単純に初恋を意味しますが 誰もが懐かしく 思い出せるわけでは ありません。 人によっては苦い思い出 であるかもしれません。 ファーストラヴに 登場する人物は 甘さと苦さの 中間の思い出を 持っているような 気がしました。 序... 2020年9月7日
海外作家 フィン・ベル『死んだレモン(東京創元社)』感想とあらすじ!タイトルの意味とは? 今回ご紹介する一冊は、 フィン・ベル 著 『死んだレモン』です。 フィン・ベルは酒に溺れ、 さらに事故にあって 車椅子生活を送るようになり、 ニュージーランドの 最南端の町へと引っ越します。 そこで気の良い スポーツマンのタイ、 魅力的な女性美容師の パトリシア、 セラピストのべティ等、 様々な人たちとの繋がり... 2020年9月6日
国内作家 二宮敦人『裏世界旅行』本の感想とあらすじ!おすすめ小説「不思議な世界」 今回ご紹介する一冊は、 二宮 敦人(にのみや あつと) 著 『裏世界旅行』です。 「裏世界とは?」と タイトルからすでに 「?」となってしまう小説。 地球の裏側なのか、 アングロな世界を指すのか、 それとも誰も訪れない ような秘境を指すのか。 実際に読んでみると、 このどれも当てはまらない、 でも誰もが実は旅... 2020年9月6日
国内作家 北森鴻『共犯マジック』あらすじと感想!一気読み必至のおすすめ作品 今回ご紹介する一冊は、 北森 鴻(きたもり こう) 著 『共犯マジック』です。 著者「北森鴻」は 数々の推理小説を世に送り出し、 各シリーズにはファンも 多い推理小説家です。 1995年には『狂乱廿四考』で 鮎川哲也賞を受賞、 『花の下にて春死なむ』では 第52回日本推理作家協会賞・短編 および短編連作部門を 受... 2020年9月6日
国内作家 南杏子『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』あらすじと感想!NHKでドラマ化も 今回ご紹介する一冊は、 南 杏子(みなみ きょうこ)著 『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』 です。 南杏子さんは 内科医で小説家です。 小説家になったのは 小説執筆にはまったから という理由には驚かされます。 『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』 のほかに 『サイレント・ブレス 看取りのカルテ』 『ステージ・... 2020年9月5日
国内作家 佐藤春夫『佐藤春夫台湾小説集-女誡扇綺譚(じょかいせんきたん)』あらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 佐藤 春夫 著 『佐藤春夫台湾小説集- 女誡扇綺譚(じょかいせんきたん)』 です。 佐藤春夫氏は 近代日本の詩人・作家 というより、 『田園の憂鬱』などで 知られる文豪と呼んだほうが いいでしょう。 ロマンティックで 叙情的な詩文 を連ねる幻視者であり、 江戸川乱歩氏に 「(芥川龍之介・... 2020年9月5日
国内作家 有川ひろ『アンマーとぼくら (講談社文庫) 』あらすじと感想!沖縄が舞台の作品 今回ご紹介する一冊は、 有川 ひろ 著 『アンマーとぼくら』です。 「アンマー」とは、 沖縄の言葉で、 お母さんを意味します。 「ぼくら」というのは、 主人公のリョウと その父の二人のことを 指すのでしょう。 主人公のリョウには、 母が二人います。 小さい頃に病気で 亡くした実の母と、 その後再婚して母にな... 2020年9月5日
国内作家 中山七里『セイレーンの懺悔(小学館文庫)』あらすじと感想!ドラマは新木優子主演 今回ご紹介する一冊は、 中山 七里(なかやま しちり) 著 『セイレーンの懺悔』 です。 『セイレーンの懺悔』は、 「どんでん返しの帝王」 と呼ばれる 中山七里さんの作品です。 主人公の朝倉多香美は、 帝都テレビの 昼のニュース番組の 「アフタヌーンJAPAN」 のリポーターで、 番組存続の危機のため、 少女誘... 2020年9月4日
国内作家 伊岡瞬『悪寒』感想とあらすじ!おすすめのイヤミス作品 今回ご紹介する一冊は、 伊岡瞬(いおか しゅん) 著 『悪寒』です。 著者の伊岡さんは、 ミステリーや推理小説を 中心とした作品が 人気の作家さんです。 作家になる前は、 広告会社に勤務 していました。 本作は、大手企業で働く 会社員が不運な事態に 巻き込まれ、 翻弄されていく様子が 描かれています。 騙され... 2020年9月4日
ライトノベル 笠間裕之『アサルトリリィ』アニメ放送開始!小説版のあらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 笠間 裕之(かさま ひろゆき)著 『アサルトリリィ ~一柳隊、出撃します!~』 です。 普段、純文学しか読まない人や、 実用書しか読むことのない人だと、 「ライトノベル」と聞いて、 どのような本をイメージしますか。 ライトノベルの良さは、 お手軽に読めることと、 萌え文化に触れたい人、 活... 2020年9月4日
国内作家 横山秀夫『ノースライト』あらすじと感想!本屋大賞候補のオススメ作品 今回ご紹介する一冊は、 横山秀夫 著 『ノースライト』です。 長編ミステリー小説です。 横山秀夫は他にドラマ化や 映画化もされた 推理小説『64』や、 直木賞候補ともなった 『半落ち』などの代表作 がある人気作家なので、 ご存じの方も多いのでは ないでしょうか。 しかし、とある審査員との 軋轢から 「直木賞との... 2020年9月3日
国内作家 猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』本のあらすじと書評!総力戦研究所が算出した敗戦とは 本日ご紹介する一冊は、 猪瀬 直樹(いのせ なおき) 著 『昭和16年夏の敗戦』 です。 著者の猪瀬直樹氏は、 石原都政の際は副都知事、 その後は都知事として オリンピック誘致に成功した姿 は多くの人の印象に 残っているところでは ないでしょうか。 しかし作家としての猪瀬氏を 知っている方はそう多くは ないかもし... 2020年9月3日