今回ご紹介する一冊は、 伊吹 有喜(いぶき ゆき)著 『犬がいた季節』です。 『犬がいた季節』は、 三重県四日市市周辺が舞台の小説です。 四日市は作者の伊吹有喜さんが育った地。 ものすごく思い入れがあり、 大好きな場所なのだなぁということが、 作品を通じてひしひしと伝わってきました。 伊吹さんは今年、 『雲を紡...
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今回ご紹介する一冊は、 青山 美智子 著 『お探し物は図書室まで』 です。 著者青山美智子は 1970年生まれ愛知県出身で、 大学卒業後、 シドニーの日経新聞社で記者として働き、 帰国後に上京して雑誌編集者として 勤務していました。 デビュー作『木曜日にはココアを』は 第1回宮崎本大賞を受賞し、 2作目の 『猫の...
今回ご紹介する一冊は、 大崎梢(おおさき こずえ) 著 『もしかして ひょっとして』です。 著者の大崎梢は 短編連作集『配達あかずきん』で デビューしました。 同春までは書店勤務をしていることもあり、 その勤務経験を生かして 作品の多くの舞台が書店、 そして日常の謎を扱っていることで 「本格書店ミステリ」と呼ばれ...
今回ご紹介する一冊は、 フィリップ・マティザック 著 『古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル』 です。 著者のマティザック氏は、 オックスフォードで博士号を取った 古代ローマ史の専門家で、 これまでに 『古代ローマ旅行ガイド 一日5デナリで行く』 や『古代アテネ旅行ガイド 一日5ドラクマで行く』 などの邦訳があります...
今回ご紹介する一冊は、 蝉谷 めぐ実(せみたに めぐみ) 著 『化け者心中』でございます。 この著者なんと本作がデビュー作。 しかし、その文体、展開、表現全てが それとは思えないほどの傑作。 「超大型新人デビュー」と帯にありますが、 まさにその通りでした。 ベテラン作家人も大絶賛のようですね。 今作満場一致で新人...
今回ご紹介する一冊は、 瀬尾 まいこ 著 『夜明けのすべて』 です。 まるでノンフィクションかのように リアルに描かれた作品です。 病気に苦しむ人はもちろんですが、 毎日が単調で楽しくないと 感じる人や人付き合いに悩む 人におすすめです。 時間をかけてゆっくり書かれた作品 だそうで、 ぜひ読むときもゆっくり読み...
今回ご紹介する一冊は、 葉真中 顕(はまなか あき) 著 『そして、海の泡になる』 です。 葉真中顕(はまなかあき)さんは 小説・児童文学・推理作家です。 第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を 『ロストケア』にて受賞して 作家デビューしました。 作品の中でも『絶叫』『Blue』 『凍てつく太陽』『沈黙の狂詩曲...
今回ご紹介する一冊は、 小川糸 著 『とわの庭』です。 著者の作品と言えば、 デビュー作の 『食堂かたつむり』や 『ツバキ文具店』など 映像化されている人気作が多数ありますね。 まるでご自身の経験を書いたかのような 細かな描写と優しい文章が魅力的で、 海外の文学賞もいくつか受賞されています。 また、音楽活動もさ...
今回ご紹介する一冊は、 マイケル・ドズワース・クック著 『図書室の怪 四編の奇怪な物語』 です。 東京創元社や創元推理文庫といえば、 少なくともミステリの世界では、 かなりステータスの高い媒体で、 ミステリフリークの御用達 のような印象が あるんじゃないでしょうか。 その反面、紅玉いつきさんや 久住四季さんのよう...
今回ご紹介する一冊は、 加藤シゲアキ 著 『オルタネート』です。 ジャニーズのアイドルグループ NEWSのメンバーである 加藤シゲアキさんが書いた、 青春小説です。 所詮、芸能人が書いたものだから 内容も薄っぺらいのでは、 なんて舐めてかかると 痛い目をみるほどしっかり 書かれています。 ぜひ著者のイメージから...
今回ご紹介する一冊は、 坂木司(さかき つかさ) 著 『アンと愛情』です。 累計80万部を売り上げた大人気作品です! 「和菓子が食べたくなる本」として、 広まりました。 坂木司【和菓子のアンシリーズ 】とは!? 1作目:『和菓子のアン』 2作目:『アンと青春』 3作目:『アンと愛情』 著者の坂木司は、 デビュー...
今回ご紹介する一冊は、 宮城谷 昌光(みやぎたに まさみつ)著 『孔丘(こうきゅう)』 です。 神格化された孔子を書こうとするから書けなくなってしまう。失言があり失敗もあった孔丘という人間を書くのであれば、なんとかなるのではないか これをテーマに新たな孔子像を ありのままに書いた 構想三十年の大河小説です。 こ...
今回ご紹介する一冊は、 椎名誠 著 『続 家族のあしあと』です。 椎名誠と言えば、 私にとっては旅人という イメージが強いですね。 この本は、椎名誠氏の 小学校から中学校時代の思い出 をつづった随筆的な物語なのですが、 私の椎名誠の本との出会いも 小学校時代までさかのぼります。 確か教科書で見た 『ヤドカリ探検...
今回ご紹介する一冊は、 吉田修一 著 『湖の女たち』です。 著者の吉田修一氏は 芥川賞など様々な賞を受賞され、 作品も映画化されたりと 売れっ子作家であります。 作品の印象から犯罪小説だけ とはいいきれませんが 何かしら犯罪が絡むものが 最近多い気がします。 そのせいもあって(?) 嫌ミスの王と勝手に 呼ばせて...
今回ご紹介する一冊は、 伊勢谷 武(いせや たける) 著 『アマテラスの暗号』です。 伊勢谷武さんは スウィンバーン大学(メルボルン) を卒業後、 投資家情報関連会社を設立した というなんともすごい人です。 代表作とも言えるのがこの 『アマテラスの暗号』です。 日本古来の神様方のこと、 イエスキリストのことなど...
今回ご紹介する一冊は、 千田 理緒(せんだ りお) 著 『五色の殺人者』です。 本作は今年2020年に発表された 第30回鮎川哲也賞を 受賞した作品です。 鮎川哲也賞と言えば、 優れたミステリ作品に 贈られる賞として有名ですね。 選考委員のミステリ作家や、 ミステリファンを唸らせる傑作として、 本作はとても話題...
今回ご紹介する一冊は、 秋川 滝美(あきかわ たきみ) 著 『向日葵のある台所』 です。 秋川滝美は元々ウェブ小説サイト に小説作品を投稿しており、 その作品が出版されて デビューした作家さんです。 作品のなかでは 『居酒屋ぼったくり』は コミカライズされた上に ドラマ化もされており、 笑いあり涙ありの あたたか...
今回ご紹介する一冊は、 市川憂人(いちかわ ゆうと) 著 『揺籠のアディポクル』です。 本書の「アディポクル」もそうですが、 タイトルに耳慣れない単語 が入っている小説 というのがたまにあります。 あまり知られていない分野を扱う 専門書や人文書では当たり前でしょうが、 一般読者を相手にする エンタメ系の小説で 意...
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