国内作家 梶山三郎『トヨトミの野望 (小学館文庫)』あらすじと感想!どこまで実話なのか!? 今回ご紹介する一冊は、 梶山 三郎(かじやま さぶろう) 著 『トヨトミの野望』です。 梶山三郎さんは経済記者で 覆面作家でもあります。 この『トヨトミの野望』は 衝撃デビューをした作品です。 「本当のことを伝えたかったら、小説を書くしかない」(アーサー・ヘイリー『ホテル』) に書かれていることから考えると 『... 2020年8月11日
国内作家 瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された(文春文庫)』あらすじと感想!本屋大賞受賞作 今回ご紹介する一冊は、 瀬尾まいこ 著 『そして、バトンは渡された』 です。 この話の最大の特徴は、 主人公の優子に母親が二人、 父親が四人居ること だと思います。 だから私はこの本を 実際に読むまで、 「複雑な家庭による 暗くて悲しい生活の話」 を予想していました。 そして、その予想は 裏切られました。 マ... 2020年8月11日
海外作家 イェジーコシンスキ『ペインティッド・バード』本の内容あらすじと感想!映画は退場者続出 今回ご紹介する一冊は、 イェジーコシンスキ 著 『ペインティッド・バード (東欧の想像力)』 です。 ヴァーツラフ・マルホウル監督の 映画『異端の鳥 / ペインティッド・バード』 がようやく公開されました。 完成までに十一年を要した、 三時間近い大作で、 ヴェネツィア国際映画祭で上映された際には、 あまりに凄惨な... 2020年8月10日
国内作家 いとう せいこう『想像ラジオ』本のあらすじと考察!芥川賞候補作品 今回ご紹介する一冊は、 いとうせいこう 著 『想像ラジオ』です。 いとうせいこうの 『想像ラジオ』という本を ご存じでしょうか。 著者のいとうせいこうは、 出版社や音楽、舞台など 幅広いメディアで活躍を している作家さんです。 本なのに、ラジオ?と 思ったあなたもいるかもしれません。 しかし、この作品タイトルで... 2020年8月9日
国内作家 馳星周『不夜城』あらすじと感想!非日常にどっぷり浸かるのもいい 今回ご紹介する一冊は、 馳星周 著 『不夜城』です。 ヤクザとかマフィアといった、 普段ふつうに生きていると 接することのない 「裏の世界」を取り扱った小説です。 著者のデビュー作として発表され、 その2年後には映画化もされています。 また韓国では連続ドラマとしても 放映されていますので、 ご存じの方、 内容は... 2020年8月9日
国内作家 綿矢りさ『私をくいとめて (朝日文庫) 』感想とあらすじ!のん主演で映画化 今回ご紹介する一冊は、 綿矢りさ 著 『私をくいとめて』です。 1984年に京都府に生まれた 綿矢りささんは、 17才の若さで小説家デビュー を果たしました。 2004年には芥川賞を受賞。 当時19才という最年少での受賞が、 とても話題になりました。 綿矢りささんの描くヒロインは、 どこか満たされないけれど、 自... 2020年8月8日
国内作家 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』原作(小説)の感想とあらすじ!映画版も 今回ご紹介する一冊は、 森見登美彦 著 『ペンギン・ハイウェイ』 です。 ある日、アオヤマ君とお姉さんの 住む街の空き地にペンギンが現れました。 アオヤマ君はペンギンに興味を持ち、 なぜペンギンが突然現れたのか を調査することにしました。 調査をしていくうちに、 アオヤマ君が通っている 歯科医院のお姉さんが 関わ... 2020年8月8日
自己啓発書 岡本太郎『自分の中に毒を持て(新装版)』本の要約と感想!名言の詰まった熱い作品 今回ご紹介する一冊は、 岡本太郎 著 『自分の中に毒を持て』です。 岡本太郎は 1911年生まれの日本を代表する 芸術家です。 29年に渡仏し、 30年代のパリで抽象芸術や シュルレアリスム運動に参画します。 パリ大学でマルセル・モースに 民族学を学び、 ジョルジュ・バタイユらと 活動をともにします。 40年に帰... 2020年8月8日
ライトノベル 二丸修一『(おさまけ)幼なじみが絶対に負けないラブコメ』2巻あらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 二丸 修一(にまる しゅういち) 著 『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』2巻 です。 私はタイトルを見ただけだと、 幼なじみvs他ヒロインのラブコメ だと思っていました。 しかし、本作のヒロインは、 期間は違えどみんな、 主人公と幼なじみであることが、 1巻でわかりました。 よって幼な... 2020年8月8日
国内作家 【2020年版】人間関係に疲れたときにおすすめの本(小説)5選!あらすじと感想まとめ 職場、学校、家庭・・・ ありとあらゆる悩みのうち、 9割が「対人関係」と 言われています。 人間関係によるストレス を溜めたくない! でも考えてしまう! どうせ考えてしまうなら、 考え方自体を変えて みませんか? 今回は、 「人間関係に疲れたとき」に おすすめの本や小説の書評 をまとめてみました! 少しでも前... 2020年8月7日
国内作家 畠中恵『いちねんかん』あらすじと感想!しゃばけシリーズ最新刊19作目 今回ご紹介する一冊は、 畠中 恵(はたけなか めぐみ) 著 『いちねんかん』です。 今回紹介する 『いちねんかん』は 【しゃばけシリーズ】では 19作目になります。 しゃばけシリーズは 著者がどの巻からでも 読めて楽しめるようにと 巻数をふっていないそうです。 シリーズ第1作目の『しゃばけ』、 そして『ぬしさま... 2020年8月7日
国内作家 司馬遼太郎『故郷忘じがたく候(こきょうぼうじがたくそうろう)』あらすじと要約! 今回紹介する一冊は、 司馬 遼太郎 著 『故郷忘じがたく候(こきょうぼうじがたくそうろう)』 です。 「故郷忘じがたく候」、 「斬殺」、 「胡桃に酒」という3編を 収録した短編集です。 司馬遼太郎と言えば、 もはや幾多の説明を必要としない 歴史小説家、随筆家ですね。 「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などは、 今の5... 2020年8月7日
国内作家 辻村深月『朝が来る (文春文庫)』小説感想とあらすじ!映画化も「胸にどすんと来る作品」 今回ご紹介する一冊は、 辻村 深月 著 『朝が来る』です。 第13回(2016年)本屋大賞5位を 獲得したこちら『朝が来る』は、 最近めざましい活躍を見せる 辻村深月さんによって、 2015年に書かれた社会派長編小説です。 不妊治療・特別養子縁組・中学生の 妊娠出産といった重たいテーマに 犯罪までもが絡み、 非常... 2020年8月7日
ライトノベル 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時 (メディアワークス文庫)』あらすじと感想! 今回ご紹介する一冊は、 三上 延(みかみ えん)著 『ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~』 です。 著者「三上延」は 神奈川県横浜市生まれで、 10歳のころ 神奈川県藤沢市に転居、 藤沢市で育ちました。 大学を卒業したあとは、 藤沢市の中古レコード店、 古書店でアルバイト をしながら、小説を書き ... 2020年8月6日
国内作家 朝井リョウ『どうしても生きてる』内容あらすじと感想!「流転」他珠玉の短編集 今回ご紹介する一冊は、 朝井リョウ 著 『どうしても生きてる』です。 朝井リョウさんは 『桐島、部活やめるってよ』で デビューし その後『何者』で 初の平成生まれの直木賞作家 となりました。 彼の小説に出てくる人達は いつもそれぞれの 悩みを抱えていて、 それを隠したまま互いに 表面的な付き合い をしています。 ... 2020年8月6日
国内作家 村上春樹『一人称単数』感想とあらすじ!短編集「一人称単数」の意味とは? 今回ご紹介する一冊は、 村上 春樹 著 『一人称単数』です。 『一人称単数』は、 『女のいない男たち』以来 6年ぶりの村上春樹さんの 短編集です。 構成は、 和歌について書かれている 「石まくら」、 理不尽な運命と不思議な老人 に出会う「クリーム」、 伝説のジャズ奏者についての 記事を書いた男の話の 「チャーリ... 2020年8月6日
自己啓発書 キャロラインアダムスミラー『実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる』要約と書評! 今回ご紹介する一冊は、 キャロライン・アダムス・ミラー 著 『実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる 』 です。 『やり抜く力 GRIT(グリット)』 が出版され、 話題になったのが2016年。 その2年後に出版されたのが、 本書『実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる』 です。 2冊は... 2020年8月6日
国内作家 鯨井あめ『晴れ、時々くらげを呼ぶ(講談社)』感想とあらすじ!【小説現代長編新人賞作品】 今回ご紹介する一冊は、 鯨井あめ 著 『晴れ、時々くらげを呼ぶ』 です。 この本との出会いは、 ラジオでした。 FMの「ラジオ版 学問ノススメ」 という番組で紹介されていた のがきっかけで、 作者である鯨井あめさん、 そしてこの本を知ること になったのです。 作者は1998年生まれの 現役大学生、 そしてこの... 2020年8月5日